貴妃座浴は
バラ科の枇杷の葉その他バラ科の樹木とローズオイルを使った、
よもぎ蒸しスタイルのローズ蒸し芳香浴です。
アロマオイルの薫りを楽しみ
樹木の効能を皮膚から吸収(経皮吸収)
体を温めることによる自然治癒力免疫力アップの効能があります。
薫りを楽しむアロマオイルですが
その使用方法には、いくつかの注意が必要です。
(最近アロマオイルを直接肌につける、食用にすることを薦めている方がいられるので記事にしました)
アロマオイル(精油)を上手に使うために、 次のようなところに注意してお使いください。
1.アロマオイル(精油)を直接、肌につけない
アロマオイル(精油)は、原料となる植物が抽出されるときに、自然の状態よりも、とても濃縮されていて、刺激が強くなっています。
必ず、キャリアオイルや水、アルコールなどで希釈して使ってください。
ラベンダーの精油だけは、原液で使用できるといわれています。
マッサージに使うときは、成人の場合で、フェイスマッサージの場合1%以下、からだの場合2%以下に希釈してください。
その場合も、パッチテストは必ずするようにしましょう。
※ パッチテスト ~
作ったマッサージオイルを上腕部の内側に塗って、30分以上たっても、発疹や炎症が起きていないか確かめてください。
2.アロマオイル(精油)を内服、飲用しない
3.妊娠中は、使用をさける
アロマオイル(精油)の中には、妊娠中のデリケートな体調に影響をあたえるものもあります。
軽い芳香浴以外のアロマオイル(精油)の使用はさけてください。
特に、次のアロマオイル(精油)は注意が必要です。
アニス、カユプテ、クラリーセージ、シダー、スターアニス、タナセタム、トゥルーバルサム、ナツメグ、ニアウリCT1、ニアウリCT3、ネロリ、パルマローザ。
4.乳幼児、子供のための注意
3歳未満の乳幼児には、芳香浴以外は使用しないようにしましょう。
また、3歳以上の子供でも、大人より少ない量で使ってください。
特に、次のアロマオイル(精油)は注意が必要です。
ユーカリ・ヴィニナリス、ユーカリ・グロブルス、ユーカリ・ポリブラクティアCT1
5.アロマテラピーを医療のかわりとしない
6.保管には、十分な注意を
アロマオイル(精油)は、太陽の光、熱、空気、湿気などで、成分が変化してしまうので、使用後はキャップをきちんと閉めて、冷暗所で保管しましょう。
開封後は、柑橘系のものは半年以内、その他のものは、1年以内に使いきりましょう。
7.柑橘系のアロマオイル(精油)は、紫外線に注意
柑橘系のアロマオイル(精油)、アンゼリカ(シード)、アンゼリカ(ルート)、オレンジ・ビター、クミン、グレープフルーツ、ベルガモット、レモンなどは、肌につけて紫外線にあたると、シミなどのお肌のトラブルを起こすことがあるので、肌に使用したあと、12時間以内は、紫外線にあたらないようにしましょう。
8.てんかんの発作を起こしたことがある方、乳幼児、妊産婦、授乳中の女性の方に注意が必要なアロマオイル(精油)
アトラスシダー、アルベンシスミント、カラミント、キャラウェイ、シナモン・カッシア、セージ、ヒソップ、ヒマラヤスギ、フェンネル、ペパーミント、ヘリクリサム、ヤロー、ユーカリ・ディベス、ユーカリ・ポリブラクティアCT2、ラベンダー・ストエカス、ランタナ、ローズマリー・カンファー、ローズマリー・ベルベノン、ワームシード
9.高血圧の方は使えないアロマオイル(精油)
ローズマリー
10.生理中は使わない方がいいアロマオイル(精油)
クラリセージ、スィート・マジョラム、フェンネル
11.敏感肌の人は、注意した方がいいアロマオイル(精油)
イランイラン、オレンジスィート、ジャスミン、ジュニパー、スゥイートマジョラム、ゼラニウム、ティートリー、フェンネル、ブラックペッパー、ペパーミント、ベルガモット、ベンゾイン、メリッサ、レモン、レモングラス、アジョワン、オレガノ、クミン、クローブ、シナモン・カッシア、シナモン(樹皮)、シナモン(葉)、タイム・チモール、タイム・パラシメン、マジョラム・ウィンター、ロベジ
上記、注意もアロマオイルをお使いの場合のすべてではありません。個人差もあると思いますし、各アロマオイル(精油)の細かな特徴もあります。