月別アーカイブ: 2013年10月

ビーナスの吐息

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貴妃座浴で使用している鍋には、ローズクォーツを敷き詰めています。

 

ローズクォーツには、

ビーナスの誕生の時の吐息が「ローズクォーツ」になった伝説とのあります。

また美と愛の女神アフロディテにささげられた輝石とも言われています。

 

その伝説からローズクォーツは

美と生命力のパワーストーン ・ 愛の波動の石 ・自己愛 ・ 平和 ・ 癒し

無条件の愛 ・ 自己愛 ・ 心の解放 ・ 愛の成就   の意味を持つと言われています。

 

悲しみ苦しみの思い出を癒し、感情のバランスを整える効果があります。

ヘルスケアでは、疲労を回復し、内分泌系特に女性ホルモンの働きを活発にします。

新陳代謝を活発にすることで、美肌・美髪にも効果的!

 

日本名 薔薇石・紅水晶

 

貴妃座浴では、スチームの量が調節できる電気鍋にローズクォーツを敷き詰め

ローズオイルと枇杷の葉の蒸気の座浴を提供させて頂いています。

 

ローズオイルとローズクォーツの「ビーナス効果の座浴」をお楽しみ下さい。

薔薇の香りに包まれて

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フレグランス用の薔薇は、東雲の時刻に素早く取り入れます。

薔薇の開花期の数日間のまたそのうちの数時間に人の手によって、大切に摘まれます。

1キロのローズオイルを抽出するためには、5トンの花びらが必要だったとは!ご存知でしたか?

1滴のローズオイルは、数百枚の薔薇の花びらのエキスが凝縮されています。

 

そして数百種類の薔薇の中で、香水用に使われる薔薇は「ローズ・ド・メイ」またの名を「ケンティフオリア」と「ロサ・ダマスケナ」と称される「ダマスケーナ」だけです。

収穫された薔薇の花びらは、丁寧にゴミ汚れを取り去り、溶剤抽出と水蒸気抽出によって

貴重なエッセンシャルオイルとなります。

 

芳醇な薔薇の香りは多様で果実のレモン、ラズベリー、グレープフルーツを連想するもの、

お香の香りを連想させるものもあります。

薔薇の香りは不安定で、日照時間、気温、湿度、土壌 様々な要因によって変化します。

 

「私にとって最高の薔薇の香り」に巡り合えた貴女は、本当に幸運な方です。

まだ巡り合えていない貴女は、未知なる香りの開拓者になるかも!それもラッキーですね。

 

貴妃座浴では「ローズ・ド・メイ」のローズオイルを贅沢に使用し、

従来の「よもぎ蒸し」とは一味違った香りの座浴をお楽しみ頂けます。

グリーンメディカル

私達は、植物によって自然治癒力と体内の調和力を高めることができます。

アロマテラピーを代表とした植物療法、ハーブ療法、フラワー療法は代替え療法としての地位を確立しています。

 

自然治癒力は、私たちが本来持っている自らを癒し回復にいざなう養生で、

私達が活き活きとして健康を維持し増進しようとする力です。

 

自然治癒力を高める生活には

生命力豊かな食物を食べる       生活圏の食物はさらにいいですよ

程度な運動を習慣とする        車に頼らず少し歩いてみるから始めましょう

趣味やライフワークを持つ       フラワーアレンジメントも気持ちが明るくなります

睡眠休養で英気を養う         手前味噌ですが、座浴の後はよく寝られます

時には大笑い、大泣き(小泣きも可)   心身がリフレッシュします

自然とのふれあい           森林浴や生活に植物を取り入れる

 

太古の時代から人を含めた動物は、植物を食べたり体に当てたりすることで、

病気やけがに対処してきました。

薬は、人類が誕生した時から本能的に植物を求めことから始まり、

経験を積み重ね徐々に体系化したのです。

 

植物療法は、古くて新しい「新時代の療法」と言えるのでは?

 

貴妃座浴では、よもぎ蒸しのスタイルの座浴を

植物の自然治癒力を活用して

薔薇のローズオイルの「アロマテラピー」と

枇杷の薬葉の「温浴効果」で進化した新しい座浴を開発しました。

 

植物療法によって、心身がリフレッシュし、生活習慣病の改善、免疫力も高まります。

身近な植物療法を取り入れてみては、如何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

マリーアントワネットと薔薇

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宝塚のベルサイユのばらでは、

マリーアントワネットをイメージする薔薇の色は真紅

オスカルをイメージする薔薇の色は白

ロザリーをイメージする薔薇の色はピンク   と作者の池田理代子先生が話されています。

 

実際アントワネットは、ルイ16世から贈られた ベルサイユ宮殿の離宮「プチ・トリアノン」の庭に大好きな薔薇を植えました。

プチ・トリアノンに農村を再現し、マリーアントワネット自身も農家の婦人の姿で、薔薇の手入れをしていました。

パリの舞踏会では、大輪の真紅の薔薇となり  プチ・トリアノンでは可憐な小花の精になったのでしょう。

 

薔薇好きのあなたにお勧めの「香りの都」

南フランスのグラースの国立香水博物館が所有する薔薇農園では、

センチフォリア種の薔薇摘み体験ができます。

センチフォリア種の薔薇は、ダマスクローズより大きくて花弁が多く、花びらは薄く

深い香りの薔薇です。

 

フランス土産に香りの思い出もステキですね。

 

貴妃は座浴で和む

いまでは、座浴といえば韓国の「よもぎ蒸し」とおもわれていますが、

発生は 楊貴妃と玄宗皇帝の頃の中国で、庶民には手の届かない皇帝に繋がる人々のものでした。

 

朝鮮半島に伝わり、1610年ホ・ジュン編纂の東宝医鑑には

燻蒸(座浴のこと)は、婦人の諸症状の改善に効果があると記されています。

 

余談:「ホ・ジュン」韓国歴史ドラマでは、チョン・グァンリョル主演で大人気になりました。(製パン王キム・タックのユン・シユンの父親役で日本では有名ですが、ホ・ジュンが彼の出世作です)

韓国朝鮮時代の庶子から認められて医師になった「男性版チャングム」で、

戦乱のなか、東宝医鑑を編纂しました。

 

 

燻蒸は、薬草を蒸しその蒸気を浴びる入浴法で、香りのよい花も取り入れていたようです。

またまた余談:楊貴妃は、特に香華の燻蒸を好み美容法に取り入れていました。

(楊貴妃についてのブログは、また後日に)

 

貴妃座浴は、枇杷の葉等のバラ科の樹木の葉と、ローズオイルの蒸気の座浴です。

楊貴妃の香華の座浴を再現はできませんが、薔薇の香りの座浴もステキですよ。

貴妃座浴の蒸気は粒子が非常に細かいので、薬葉の成分が皮膚から吸収しやすく、

体内まで浸透します。

 

暖かい蒸気には、リフレッシュ効果があり、α波の増加作用、自律神経の安定、ストレスの減少などが、認められています。

 

体と心がちょっと疲れたなと感じたら、「貴妃座浴」に和みにいらっっしゃいませんか?

 

 

甘い生活  ドルチェビータ

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人気の切り花のばらに「ドルチェビータ」があります。

花びらの周囲が鮮やかなピンクで、中心が淡いホワイトのステキな薔薇です。

私も大好きな薔薇で、花屋さんの店先で出会うとつい購入してしまします。

「貴妃座浴」にもよく飾っていますので、お気づきの方も多いかと思います。

 

ゲランのナエマと同様にディオールのフレグランスに「ドルチェビータ」があります。

その名の通り、「甘い」香りのフレグランスです。

 

薔薇のドルチェビータをお部屋に飾り、フレグランスもドルチェビータにすると、

一層華やかになりますね。

 

「ドルチェビータ」

苗木で育てて花咲くのを楽しみたい薔薇のひとつです。

 

 

 

癒しの香り

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世界香水ガイドは、フレグランスの「ミシュランガイド」のような本です。
その本の中で、数少ない五つ星を獲得したフレグランスで、

薔薇の香りには

ゲランのナエマ   ディオールのプワゾン  があります。

 

プワゾンの名前は、日本語訳「媚薬」で正にその香りに誘惑されそうです。

ナエマの名前は、人気のバラの名前から名づけられています。

 

ナエマのバラの苗は、購入予約が必要な程の人気の苗です。

私も今年予約をして数か月到着を楽しみにしていました。
先日、やっと到着しました。長年の憧れのバラのスターに出会えました。

 

大切に育て、開花した際には「貴妃座浴」ご来店のお客様にも、
その芳しい香りをお楽しみ頂きたいと思っています。

 

フレグランスのナエマと花のナエマ香りのステキなコラボレーションを企画いたしますので、
どうぞ お楽しみに♡

薔薇の癒し

古代の人々は、薔薇を薬として取り入れていました。

 

紀元前のギリシャの詩人アナクレオンは

「薔薇は、病を癒す香膏を作り出す。苦痛で早まる脈を鎮める」と賞賛しています。

 

17世紀薬用植物学者カルペッパーは

「乾燥した赤い薔薇は、月経過多 吐血 その他の出血に対してチンキ粉末にして与える。

ワインを加えたローズの煎じ薬は、頭痛 眼 耳 咽喉 歯茎の痛み止めとして使う。

下腹部,子宮の不調にも有効である」と言っています。

 

フランスの百科事典には

「薔薇水は、心胃を強健にし 精神を活発にする。

赤の薔薇水は収斂作用があり、下痢  下血 吐血に効果がある。

白の薔薇水は、体を清爽 清涼にする。憂鬱症に効果がある」と書かれています。

 

中国の薬物書では

「浮腫 便秘 に有効 抗鬱作用がある」と記されています。

 

現在でも、アロマテラピーでは、ローズオイルの効能について

「鎮静作用と血行をよくする」として使用されています。

 

古今東西、人々は、薔薇の香りで癒されてきました。