いまでは、座浴といえば韓国の「よもぎ蒸し」とおもわれていますが、
発生は 楊貴妃と玄宗皇帝の頃の中国で、庶民には手の届かない皇帝に繋がる人々のものでした。
朝鮮半島に伝わり、1610年ホ・ジュン編纂の東宝医鑑には
燻蒸(座浴のこと)は、婦人の諸症状の改善に効果があると記されています。
余談:「ホ・ジュン」韓国歴史ドラマでは、チョン・グァンリョル主演で大人気になりました。(製パン王キム・タックのユン・シユンの父親役で日本では有名ですが、ホ・ジュンが彼の出世作です)
韓国朝鮮時代の庶子から認められて医師になった「男性版チャングム」で、
戦乱のなか、東宝医鑑を編纂しました。
燻蒸は、薬草を蒸しその蒸気を浴びる入浴法で、香りのよい花も取り入れていたようです。
またまた余談:楊貴妃は、特に香華の燻蒸を好み美容法に取り入れていました。
(楊貴妃についてのブログは、また後日に)
貴妃座浴は、枇杷の葉等のバラ科の樹木の葉と、ローズオイルの蒸気の座浴です。
楊貴妃の香華の座浴を再現はできませんが、薔薇の香りの座浴もステキですよ。
貴妃座浴の蒸気は粒子が非常に細かいので、薬葉の成分が皮膚から吸収しやすく、
体内まで浸透します。
暖かい蒸気には、リフレッシュ効果があり、α波の増加作用、自律神経の安定、ストレスの減少などが、認められています。
体と心がちょっと疲れたなと感じたら、「貴妃座浴」に和みにいらっっしゃいませんか?