バラ科のrosaceae バラ属rosa は ラテン語の rosa が語源で 古くは、ケルト語の russu 「赤いの意味」
古代ペルシャ語では varda (どのように発音するのかはわかりませんが、日本語のばらの音に近いのでは?不思議です) と言われていました。
「薔薇」と書いて古代の日本では、 そうび しょうび と呼んでいました。
薔の文字は、細く伸びる蔓を意味しています。古代では、赤い蔓ばらが、原産だったのではないでしょうか?
上品で華麗な花の姿とその香りで、薔薇はいつの時代でも人々を魅了していました。
美女の代名詞「クレオパトラ」は、アントニウスの心を得るために、部屋中を膝の高さまでバラの花びらでいっぱいに埋め尽くしました。
その後二人は、愛し合い伝説となりました。
インドのタージマハル廟を造ったシャー・ジャハーンは、花嫁のために城の周りの壕にローズウォーターとバラの花びらを浮かべ、花嫁を乗せたボートを迎えるました。
花嫁も感動したことでしょう。
皇帝ナポレオンは、ジョセフィーヌ王妃の為に、世界中から珍しい品種のバラを集め、マルメゾン宮殿にバラ園作りました。
ジョセフィーヌ王妃の名前は、今ではバラ愛好家の先駆者として残っています。
古今東西の恋人たちには、薔薇は「愛」の贈り物なのでしょう。