月別アーカイブ: 2014年10月

貴妃座浴 薫りのコレクション ガーデニア くちなし

ガーデニアAbs (くちなし) 
【系  列】 フローラル系エッセンシャルオイル
【科  目】 アカネ科
【英語名】  Gardenia
【外国名 】  Gardenia(英)、Gardenia(仏)
【和 名 】  梔子 支子 くちなし
【漢方名】 山梔子(さんしし、サンシシ)、水梔子(すいしし)
【学  名】  Gardenia jasminoides Ellis
【原産国】  中国南部・台湾
【抽出部位】 花
【香りの強さ】 5
【精製法】 水蒸気蒸留法・ 抽出率 %未満

【オイルの効能】 抗細菌、抗感染、抗ウイルス、利尿作用、免疫上昇、リラックス、防虫効果、消化作用、炎、止血、胆汁増加、沈静、降圧作用、
抗菌作用、外用として打撲傷や腰痛

漢方薬で消炎・利尿、

【オイルの特徴】 優れた香気のために花から香料を得る試みが多くなされましたが、溶剤抽出も収率が低いため、市販品が市場に出回ることはほとんどありません。
香料素材としてはガーデニア香の調合品が広く使用され、重要です。
(超希少精油)

【香のイメージ】 オリエンタルっぽくスイートな花の香り
そのまま香るとキツイですが、1000倍くらいに薄めると本来の花の香りがわかります。
ガーデニア

貴妃座浴 薫りのコレクション ミモザ

ミモザ プロフィール

効 能
緊張緩和作用
消毒作用
収斂作用
 
 
  • 英名:Mimosa
  • 学名:Acacia dealbata
  • 科名:マメ科 抽出部位:花 小枝
  • 抽出方法:溶剤抽出法
  • 主要成分:ベンジルアルコール、ラウリン酸ベンジル、8-ヘプタデセン、ノナデカン
  • 主な産地:フランス

精油の解説

パウダリーで清々しいフローラル調の香りの精油は、不安な気持ちに安心感を与えてくれます。

鎮静作用が高くショックや繊細で感じやすい日気持ちを軽く穏やかにする作用があります。

ミモザから抽出した精油は、粘り気がある濃い黄色です。

お肌の作用は皮膚への塗布を目的とした精油では無い為、記載はしません。

香りが強いので芳香時の使用量に注意しましょう。

コラム

  • ミモザの名前の由来は、葉に刺激を与えると、ギリシャに古代から伝わる身振りミモス(パントマイム)のように動くことから名前がつきました。
  • オーストラリアが原産で、北イタリア、モロッコ、南フランスが主産地です。
  • 葉は細く柔らかく、羽状で青緑色をしています。
  • 春には黄金色の小さな芳しい香りの綿のような花をたわわに咲さかせ春の到来を告げるミモザは「アカシア」の一種です。
  • 現代でも香水の原料や石鹸に使用されます。ミモザ

貴妃座浴 薫りのコレクション ナルシス

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ギリシャ神話の中で、ナルキッソスの生まれ変わりと
いわれているナルシス(水仙)の花。

 

学名の「Narcissus」もここからきているそうです。

 

他人の愛を受け入れるどころか、酷い仕打ちばかりしていた
美少年ナルキッソスが、復讐の女神によって呪いをかけられ、
自分の手に入らないものしか愛せなくなるようにさせられてしまいます。

その結果、彼が初めて愛したのは水面に映った自分自身でした。
触れることも言葉を交わすこともできない自分の姿に恋焦がれて、
最後にはナルキッソスはすっかり衰弱して死んでしまいます。

(水面に口づけしようとして落ちて死んでしまったという説もあります。)
ナルキッソスの死んだあとに一輪咲いていたといわれるナルシス。

 

「ナルシシズム」や「ナルシスト」の語源となったことはご存知の方も
多いのではないでしょうか。

 

この神話を想いながら、ナルシスの花を眺めていると、
うつむきがちにこうべを垂れる花姿は、水面をじっと見つめる
ナルキッソス少年そのものに見えてきます。

 

ナルシスの花自体、非常に良い香りを放ち、
日本でも水仙として馴染みの深い植物ですが、
花から採取されるナルシスアブソリュートは非常に貴重で、高価な精油です。

 

主に高級香水や高級香粧品に使用されます。
精油の香りは重厚で甘いフローラルと草のようなグリーンの青さを感じます。

また、鎮静作用や催眠作用、リラックス作用があると言われています。

 

現在の市場では、流通していない珍しい精油です。

ぜひ一度座浴で、お試しあれ
 
 

貴妃座浴  アロマオイル・コレクション

このたび、著名なアロマ研究者 カルディエロ氏のご厚意により

貴妃座浴に多くのアロマオイルの薫りが、
コレクションに加わりました。

匂い菖蒲・匂い紫・ピンクロータス・ホワイトロータス・胡蝶蘭
ハニーサックル・オレンジフラワー・ミモザ・マグノリア・水仙
アンジェリカルート・ガーデニア・チャンパカ・ライラック・百合
ジャスミン・シクラメン・バイオレットリーフ・チューリップ
カーネーション・アップル・チェリーブロッサム・ピーチフラワー

ローズドメイ・イングリッシュローズ・ティーローズ・チャイナローズ・ローズガーデン・ダマスクスローズ

香りの座浴に相応しく、華やかな薫りのコレクションとなりました。

貴妃座浴で、あなたのお好きなアロマオイルをみつけてみませんか?

貴妃座浴  ホームページ

http://kihizayoku.com/

貴妃座浴フェースブック

https://www.facebook.com/KIHIZAYOKU

アイスポット  貴妃座浴

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貴妃座浴 薫りのコレクション  マグノリア

【科  目】  モクレン科
【英 語 名】  Magnoliea
【学  名】  michelia grandiflora
【和 名】 タイサンボク
【原 産 国】  中国
【抽出部位】 花
【精油の色】  薄黄色
【精油の粘度】 中
【精 製 法】   水蒸気蒸留法
【オイルの効能】 アレルギー・鼻炎・肺・大腸・古くから風邪、鼻づまり、気管支の保護などに用いられており、すがすがしい呼吸を取り戻させてくれます。

【オイルの特徴】 香料業界でのマグノリアとはタイサンボクのことを意味します。タイサンボクの花の香りは一言で表すと‘エキゾチック’。ジャスミン・ネロリ・レモンの香りを伴ったイランイラン調のノート(香調)です。  ちなみに日本原産のコブシも良い香りがしますが香りの性質は異なります。たいへん珍しい貴重なエッセンシャルオイル。他社市場価格5mlで10000円~15000円です。

【精油のイメージ】   新製品のマグノリアフラワーの香はフローラルスィートの中にオリエンタルな香。ジャスミンのように甘いエキゾチックな精油お求めの方には理想的な度お試しください。マグノリア

貴妃座浴  薫りのコレクション  ロータス

ピンクロータス・精油

学名:Nelumbo nucifera

Nelumbo;ハスに対するスリランカの土着名 
nucifera :堅果をもった

科名:ハス科 ハス属、抽出方法:溶剤抽出、抽出部位:花、原産国:インド

民俗
ハスはサンスクリットではパドマPadmaと呼ばれ、この語はカマラ(赤いハス)、ブンダリーカ(白いハス)、ニーロートバラ(青いスイレン)、クムダ(夜開花性のスイレン、あるいは黄色のヒツジグサ)などの総称である。(水より生じたもの)、(泥より生じたもの)などの異名がある。*蓮の精油には、ピンク、ホワイト、ブルーの3種類があります。

ハスの比喩のなかでは、(ハスの葉と水の喩え)が重要である。これはハスの葉が水をはじく性質に基づき、インド文化全般にみられる比喩である。とくに仏教においては、世間にありつつもそれに汚染されない無執着の心のたとえとして、さまざまにくり返されている。

ピンクロータスは、富の女神・ラクシュミーに捧げられます。

ハスの象徴として多くの事項の中で次の2点が重要である。
1.生み出すものとしてのハスである。

2.浄土との結びつきである。青,黄、赤、白色の光を放つ4種の蓮華の生ずる蓮池は
極楽世界の描写の中心をなし,阿弥陀の蓮台とともによく知られている。
世界有用植物事典より

主要成分
炭化水素類75%、主に1,4-ジメトキシベンゼン、1,8-シネオール、テルピネン-4-オール、およびリナロール

作用:鎮静、リラックス、収斂、

使用:荒れた肌、頭痛、吐き気、ストレス、

ロータスは鎮静および穏やかにする力があることで知られしてオープンに感じることが多いです。ホワイトロータスピンクロータス

薫楽  アロマ・アロマテラピー

* アロマテラピーとは?
アロマテラピーという言葉は20世紀初め、フランスの科学者ガットフォセが実験中の事故で火傷をし、偶然ラベンダーの精油を用いたところ、火傷が回復したという自ら体験した事からこの植物療法を「アロマテラピー」と命名したのが始まりです。
アロマテラピーでは「精油」=エッセンシャルオイルを使用しリラクセーションやリフレッシュなどの香りを楽しんだり、身体と精神の恒常性の維持と促進、健康と美容の維持と増進をはかるための自然療法です。植物には様々な香りがあり、それぞれに色々な作用があります。その中から私達の身体や精神に役立つものを選び利用する事がアロマテラピーの基本的な考えです。また、身体のトラブルを部分だけでとらず、心も含めた全体的なものと考えます。身体と心の健康を取り戻し維持するために植物の香りの力を借りてみてはいかがでしょうか?

* アロマテラピーの歴史
植物の力を、身体と心に役立てようという考え方は数千年もの前の古代文明の時代からありました。例えば、新約聖書にはイエス・キリストの誕生の時に、東方の三賢人は黄金、乳香、没薬を捧げたと記されています。乳香と没薬は神の薬と言われていました。今では乳香はフランキンセンス、没薬はミルラとしてアロマテラピーで利用されています。また、エジプト時代の壁画には香油の壷や香炉も描かれています。インダス文明の遺跡からは精油を抽出する器具が発見されたと言われてます。香りの利用が当時の時代の生活にも根付いていたことをいずれも示しています。
中国では2~3世紀の漢の時代にまとめられた漢方の原典である「神農本草経」に自然界で薬として利用できる物質が記されているが、ほとんどが植物なのです。
古代ギリシャ・ローマ時代には驚く事に精油は医薬であり、芳香療法は医療であったのである!医学の祖と言われるヒポクラテスや「マテリア・メディカ(植物誌)」を著した医師、ディオスコリデスが活躍したローマ時代から18世紀に至るまで、アロマテラピーはヨーロッパでは医学の柱だったのです。
今まで薫香や浸剤として利用されていたアロマテラピーだが、11世紀のイブン・シーナによって精油蒸留法が確立されました。また、彼は「医学典範(カノン)」に精油とその応用を著しました。これが芳香利用の歴史の中で大きな進歩につながったのです。中世ヨーロッパの修道院医学に、そして16世紀から盛んになったハーブ医学へと発展しました。祖の頃有名なのが「ハンガリアンウォーター」です。ハンガリー王妃エリザベート・世は若くして夫を亡くし、晩年になって手足が痛む病気になった時、修道院の僧が彼女のために、ローズマリーなどを使った薬を献上したところ、様態は良くなり、70才を越えた彼女にポーランドの王子が求婚したということです!

そして20世紀、前にも述べましたように、1928年ガットフォセが「アロマテラピー」という言葉を生み出したのです。それから、アロマテラピーは精油の殺菌など薬理作用などで注目されます。それを実践したのが、フランスの外科医、ジャン・バルネです。彼は軍医として戦争で負傷した者に精油から作った芳香薬剤で治療しました。その実体験を「アロマテラピー」で著しました。
現代のアロマテラピーは西洋医学とは一線をおき、自然の力を活用する療法として発展しています。代表的な物にマルグリット・モーリーが考えた、精油を植物油に希釈して、マッサージをするという方法があります。心身のバランスを正常にするというこの方法論はイギリスのアロマテラピーに大きな影響を与えました。また、ロバート・ティスランドは先人の理論や方法論をまとめ、「芳香療法・理論と実際」を著しました。これはイギリスでけでなく日本のアロマテラピーの発展にも影響を与えました。

* 精油の伝わり方
精油はほとんどの国では直接飲むという方法をとっていません。日本も同じです。精油の作用を穏やかに利用するには、芳香を嗅ぐなど体の外から取り入れるのが一番良いのです。
1.鼻から脳へ
  鼻からの情報が大脳辺縁系へ最初に伝達される。大脳辺縁系は感情や本能的活動を支配している。さらに、その情報は自律神経やホルモン調節、免疫をコントロールする視床下部に伝わります。生理反応や本能に直接働きかけ、心身のバランスを整えるのに役立ちます。
1.皮膚から全身へ
  精油を希釈したオイルでトリートメントを行う方法。皮膚から吸収されて、毛細血管やリンパ管に入り全身へまわるルートです。
3.鼻粘膜からの吸収と口から吸気とともに吸い込んだ時の肺から全身へ
  香りを吸収すると肺から血管へ、そして血液にまじり、全身へ運ばれます。

* 精油(エッセンシャルオイル)とは?
植物にとっての香り:どうして植物は香りをだしているの?植物は自らの種を繁栄させていく為です。
1.子孫を残す
  自力で移動できない植物は昆虫や鳥などの力を借りて受精したりします。その為に生き物を引き寄せる魅力が精油の香りなのです。
1.守る
  逆に特定の虫やカビなどの有害菌から自分の身を守る為に香りを出します。傷つけられても植物には免疫機能があるので大丈夫。
1.生存競争
  他の植物の発芽や成長を妨害し、自分の種を守る。

* どうやって精油は作られる?
1.水蒸気蒸留法
  原料の植物を入れた蒸留釜に蒸気を吹き込み、蒸気を冷やし液体に戻ったところに精油と水分を分離する。ラベンダーやローズマリーの精油はこうして作られる。
1.圧搾法
  搾りとるという方法。果皮に精油を含む柑橘系の植物に使われる方法。熱を使用せず、低温のまま抽出できるのでより自然の香りが保たれる。
1.溶剤抽出法
  石油エーテル、ヘキサンなどの溶剤に植物をつけて芳香成分を溶かし出す方法。抽出された精油はアブソリュートと呼ばれる。ローズアブソリュートやジャスミンがつくられる。

* 精油の保存方法・保存期間
精油のきらいな物:空気、光と高い温度  なので冷暗所に保存すると良い。柑橘系は酸化しやすいので、半年くらいだが、平均は約1年。

* 暮らしの中のアロマテラピー
私達の生活の中で日常的にアロマテラピーと精油の様々な働きを楽しんでみましょう!
 部屋での芳香浴:芳香浴の器具を使い、精油を室内に香らせて、芳香を楽しむ方法です。殺菌作用の高い精油、ラベンダーやティートリーで部屋の消毒にも有効です。
 吸入する   
セキがでたり喉の痛みに有効な方法。洗面器に熱いお湯を入れ、精油を3滴以下たらし、立ち上がる湯気を吸い込む方法です。目は閉じて下さい。湯気がたたなくなったら、お湯だけをつぎだして下さい。呼吸器だけではんくスキンケアにも良いです。呼吸器にはペパーミント、ユーカリなど。スキンケアにはローズマリーやゼラニウム。
 入浴     
入浴自体にリラックス効果がありますが、入浴剤として使えば、香りをかぐ、湯気を吸入する、皮膚からの浸透とすべてのルートから精油を取り入れられる方法です。入浴する直前に精油を全身浴なら5滴以下直接入れ、よくかき混ぜます。しかし、精油は水に溶けないので、精油の種類や敏感肌の人によっては注意が必要です。刺激を防ぐ為にキャリアオイルや天然塩などに希釈して使用するのもいいでしょう。
キャリアオイルの場合:キャリアオイル10mlに精油5滴以下
天然塩の場合:天然塩50gに精油を4~5滴
リラックスしたいときはぬるめで長く、しゃきっとしたいときは熱めで短く入りましょう。
 部分浴
半身浴の場合はみぞおちまで湯につかり、精油は3滴以下にしましょう。手浴は洗面器などにお湯をはり、精油を3滴以下入れ、両手首まで浸します。足浴も洗面器にお湯をはり、精油を3滴以下入れ、両足首まで浸します。冷え性の人にお薦めです。また、座浴は痔やかゆみなどを和らげるのに有効です。たらいなどにお湯をはり、3滴以下の精油を入れ、お尻を浸します。サイプレスなどが痔の症状を和らげます。
 湿布
精油3滴以下を洗面器にはった水またはお湯に入れ、タオルをつけて軽くしぼり、タオルを湿布したい所に当てる。頭痛や腰痛などに良いでしょう。ローズマリーやローマンカモマイル、ラベンダーなどが有効でしょう。
 塔hオイルを使用します。ブレンドオイルはキャリアオイルの量に対して濃度が1%以下になるよう精油の滴数を計算する。例えばキャリアオイル20mlなら精油4滴です。 ブレンドオイルを手にとり、トリートメントする部分にのばし、さすったり、もんだりします。
 家庭で自分だけの為に精油を使ってブレンドオイルや化粧水、ハンドクリームも作れます。

*精油の取り扱い注意事項
飲まない・火気の近くで保存しない・原液を肌に浸けない・幼児の手の届くところに保存しない・てんかん、妊娠中、高血圧の人は専門家に相談する・敏感肌、アレルギー体質の人は事前にパッチテストをする・光感作作用の精油(柑橘系)に注意する・希釈したものでも粘液につけないP1000455P1000495

冷え性改善温活しま専科?

温活で血めぐりアップ!

この3つの温活術を上手に生活にとりいれて、血めぐり美人を目指しましょう。

<温活その1> 身体を温める食べ物をとる

身体を冷やす食べ物は控えめにし、「温性」の食品を多めに摂取しましょう。
なかでもショウガはおすすめ。胃液の分泌を促し、整腸作用や肝臓の働きを保護するなどの役割のほか、血管を健康に保つ効果があります。

>>「温性」の食べ物とは?

<温活その2> 軽い運動をする

1日の熱エネルギーの約6割は、運動によって筋肉で生み出されています。ウォーキングやかんたんなストレッチなどの軽い運動は、血めぐりアップに効果的です。

>>代謝がアップする歩き方のポイント

<温活その3> 身体を外から温める

食べ物や運動で身体を内側から温めると同時に、温めグッズや入浴を活用して、身体を外からも温めましょう。

 
・蒸気温熱で温める温めるときは、乾いた熱よりも蒸気(スチーム)を含んだ温熱がおすすめ。蒸気(スチーム)を含んだじんわり温熱は、乾いた熱よりも熱を深く広く伝えるので、血めぐりアップに効果的です。
 
>>蒸気(スチーム)で身体を温めるコツは?
 
・40℃前後で温める40℃前後の心地よい温度で身体を温めると、身体の快適センサーがONになりリラックスできるので、血めぐりもUPします。
 
・炭酸ガス入りの入浴剤で温める入浴時は40℃ぐらいのややぬるめのお湯に約10分程度ゆっくり浸かるのがおすすめ。また、炭酸ガス入りの入浴剤を使うと、すばやく温まり、湯あがり後も温かさが長続きします。
 
<温めポイント>身体には温め効果の高いポイント(温めポイント)がいくつかあり、そこをしっかり温めることで、効率よく全身に血液をめぐらせることができます。
手足の先に冷えを感じやすい人は、冷えるからといってそこから温めるのではなく、まずは身体の中心から温めて、手足の先まで温かい血液をめぐらせましょう。
 
 
温めポイント
 
◎肩・首もと首もとや肩もマフラーや肩かけで保温すれば、手足の先の部分まで血めぐりアップ!
◎二の腕の裏側意外に見落としがちな場所です。
 血流が多い場所なので、インナーなどでしっかり温めてください。
◎お腹・腰まわりお腹、腰、おしりは最重要温めポイントです。
 温熱シートや腹巻きでケアしてください。
◎ひざの裏・太もも1日中デスクワーク!という人は、ひざかけだけでなく、湯たんぽなどを太も         の上に置いてください。
 全身がポカポカしてきますよ。

エッセンシャルオイルを作ろう

自宅でできる水蒸気蒸留 -エッセンシャルオイルを作る-



  ■エッセンシャルオイルやフローラルウォーターを作りたい

 石けんや化粧水を手作りする人にとってエッセンシャルオイルや芳香蒸留水(フローラルウォーター)はなくてはならないものです。しかし、それらは高価で、ほんの少しだけほしいときでもまるまる1本買うしかありません。そして消費期限も短く、使い切るまで持たないことも多いのではないでしょうか。特にフローラルウォーターは、手作り化粧水に使いたくても、期限が短すぎて気軽には使えません。
 また、庭にハーブや花を育てている人も多いと思いますが、自分が無農薬で大切に育てたハーブなどを使ってエッセンシャルオイルが作れたらと思う人もいるのではないでしょうか?そして、季節ごとに咲く花を使って、自由にフローラルウォーターを作れたら、どれだけ楽しいか。
 今回は、そんな人たちのために、エッセンシャルオイルを簡単に自宅で作る方法を紹介します。

■エッセンシャルオイルの作り方

 エッセンシャルオイルは、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などを原料にして、主として水蒸気蒸留で作られます。
水蒸気蒸留器の原理図を下に示しました。装置は蒸気発生部と冷却部からなります。蒸気発生部は、家庭で使う蒸し器のようなもので、お湯を沸かして水蒸気を発生させ、ハーブを蒸すような流れでハーブに含まれる芳香成分を水蒸気と一緒に冷却部に導きます。水蒸気の温度は100℃ていどで、ハーブ成分の中には沸点が100℃以上のものもありますが、この水蒸気蒸留という方法を使えば、沸点の高い成分も一緒に取り出すことができます。
 
 蒸気発生部から冷却部に導かれた芳香成分は、冷却部で冷やされて凝縮して液体になります。受け器にためられた液体は水蒸気が凝縮した蒸留水とエッセンシャルオイルが混ざったものですが、しばらく放置すると、水より軽いエッセンシャルオイルが表面に浮いてきます。このとき蒸留水にも芳香成分の中でも水に溶けやすい成分とエッセンシャルオイルの一部がとけ込み芳香臭がします。この蒸留水を芳香蒸留水(フローラルウォーター、ローズウォーター)とよびます。
 エッセンシャルオイルは、原料の1%かそれ以下しか含まれていないので、100gのハーブからエッセンシャルオイルは1g以下しかとれません。フローラルウォーターは100mL程度はとれます。



    


■水蒸気蒸留器の作成

 水蒸気蒸留器の原理は簡単ですが、家庭用水蒸気蒸留器はほとんど市販されていませんし、市販されているものも非常に高価で、なかなか手を出せるものではありません。
 そこで、手に入る材料で水蒸気蒸留器を作ることができないか考えてみました。蒸気発生部は蒸し器か圧力鍋で代用できそうです。冷却部も簡単なので、材料を集めれば作れそうです。



   蒸気発生部は、熱伝導率のよいアルミ芯材を使った多層金属鍋を加工しました。

冷却部は、やはり熱伝導率のよいアルミ合金とアルミパイプで作りました。冷却は水道水を使い、連続給水冷却もできるようにドレーン(排水口)もつけています。
  冷却用アルミパイプは、コンパクトにスパイラル状に加工しました。熱伝導率がよいので、このサイズで十分冷却でき、エッセンシャルオイルを取り出すことができます。


■エッセンシャルオイルやフローラルウォーターを作ってみる

 この水蒸気蒸留器を使ってハーブ、花、果実などからエッセンシャルオイルとフローラルウォーターを作ってみました。



  蝋梅

2月に甘い臭いを漂わせる蝋梅が手に入ったので水蒸気蒸留してみました。
梅の香りのように繊細な香りは水蒸気蒸留では抽出しにくいのですが、もとの香りほど甘い香りではないものの、ほのかに梅の香りのするフローラルウォーターができました。
蝋梅の芳香成分は水溶性のものが多いのでエッセンシャルオイルはとれませんでした。
  水仙

1月から2月に、やはりさわやかな香りを漂わせる水仙を水蒸気蒸留してみました。
蝋梅と同じように水仙の微妙な香りではありませんが、水仙の香りの残るフローラルウォーターができました。ただ、花だけでなく葉まで使ったので、やや青臭いものになったのは反省点です。
エッセンシャルオイルはとれませんでした。
  オレンジ

柑橘類は圧搾法でエッセンシャルオイルを取ることが多いのですが、水蒸気蒸留法でもできます。
できたフローラルウォータの表面に少量のエッセンシャルオイルが浮いていました。今回は原料の量が少なかったのですが、量が多ければ、エッセンシャルオイルは単離できそうです。
  ローズマリー(ドライハーブ)

100gを使って水蒸気蒸留しました。部屋中に芳香臭が漂います。香りの強い芳香蒸留水が得られました。エッセンシャルオイルも1mL程度作ることができました。
  ラベンダー(ドライハーブ)

50gを使って水蒸気蒸留しました。大変よい香りが立ちこめます。ラベンダーの香りのフローラルウォーターを作ることができました。
エッセンシャルオイルも2mL程度作ることができました。
     
     


■エッセンシャルオイル(フローラルウォーター)を無料でお作りします

 この水蒸気蒸留器を使ってお手持ちのハーブや花などから無料でエッセンシャルオイル(フローラルウォーター)をお作りします(期間限定)。
材料と返信用封筒をお送りいただくと、2週間程度で作ったエッセンシャルオイル(フローラルウォーター)をお送りします。
詳しい内容は →こちらから お問い合わせください。



この水蒸気蒸留器は、カドリーサボン様から購入できます。