生理痛低体温改善のためにも基礎体温測りましょう!

正常な基礎体温

きれいに高温期と低温期が分かれる基礎体温(正常な基礎体温のグラフ)

ほぼ14日前後の低温期と高温期が交互に繰り返されるのが排卵のある正常な基礎体温です。

正常な基礎体温では、低温期から高温期に移行し、高温期はそのまま10日以上続きます。

また、低温期と高温期の体温の温度差は0.3度以上あるのが正常です。

排卵はよく、低温期の最後の日(最低体温日)といわれますが、最低体温日に排卵する人はむしろ少数派です。

ほとんどの人は低温期から高温期に移行する1~3日間に排卵します。

基礎体温がきれいな二相性を示す場合には、原則として、卵巣の働きも正常で赤ちゃんの素である卵子もきちんと出ていると判断していいでしょう。

排卵に問題はないので、排卵日に合わせてタイミングよくセックスができれば妊娠の可能性が高くなります。

 
 
低温期が長い基礎体温

高温期と低温期が分かれるが低温期が長い基礎体温(卵子の発育が遅い)

低温期が長く、21日以上続く場合は、卵子の発育に時間がかかりすぎる、つまり卵子を育てるエストロゲン他の性ホルモンの働きが弱いことが考えられます。

卵子の成熟度が低いことも予想され、赤ちゃんができにくい心配もあります。

 
 
高温期が短い基礎体温

高温期と低温期が分かれるが高温期が短い基礎体温(黄体機能不全)

基礎体温が低温期と高温期の二相性になっていても、高温期の持続時間が短い(10日未満)、高温期の体温が安定せず時々低温になる、高温期の体温が低めで低温期との温度差が、0.3度未満、などの場合は要注意です。

排卵後にできる黄体が十分に形成されず、黄体機能不全が考えられます。

妊娠は卵子と精子が合体(受精)してできた受精卵が子宮内膜に着床(根を張るようにくっつくこと)したときに成立しますが、黄体機能不全は受精卵が着床しにくく、赤ちゃんができにくい原因になります。

 
 
高温期と低温期が分かれない基礎体温

高温期と低温期が分かれない基礎体温(無排卵の可能性)

低温期と高温期の温度差が0.3度以下だったり、低温期と高温期がはっきり分かれていなかったりする場合は、生理があっても、排卵されていない無排卵周期月経の可能性もあります。

婦人科で各種ホルモンのバランスをみてもらいましょう。

 
 
高温期が長い基礎体温

高温期が長い基礎体温のグラフ(妊娠の可能性)

正常な基礎体温のグラフは排卵後に10日以上の高温期がつづくのですが、高温期が21日以上つづくときには、妊娠が考えられます。

また、妊娠後に流産の可能性もあります。 すぐに病院を受診しましょう。

ほかにも内科的な病気が隠れていることもありえます。

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