マルメゾンのバラ  

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ジョセフィーヌ : マリー・ジョゼフ・ローズは

1763年カリブ海マルティニク島の農園経営の家に生まれました。

 

 

16歳でフランス貴族と結婚しますが、フランス革命によって未亡人となります。

革命後多くの貴族の愛人となり「陽気な未亡人」は、6歳年下の青年軍人ナポレオン

を夢中ににさせ、先夫の子を連れて再婚します。

8年後ナポレオンが、皇帝となるとフランス皇妃になります。

 

皇妃となっても、相変わらず浪費と若い愛人との贅沢三昧な日々を送っていました。

パリのチュイルリー宮殿に住ながら、ナポレオンがエジプト遠征中にジョセフィーヌが

買い求めてたマルメゾン城に通う時間は、彼女の最も華やか時間だったのでは

ナポレオンの後継者が産めないことにより、離婚を宣告されます。

 

離婚によってパリのエリゼ宮(現大統領官邸)を与えらるが、

ジョセフィーヌは、郊外のマルメゾン城で農園主の娘に戻って植物に囲まれ過ごしました。

 

ナポレオンの命によって、世界各国に探検隊植物学者を派遣、植物を収集し広大な温室に

常夏の島マルティニク島を再現しました。

ジョセフィーヌは、幼名のローズと同じバラをこよなく愛し

オランダイギリスなどからもバラの苗を入手しました。

人口受粉に成功したアンドレ・デュポン育種家を招き,バラの育成に励みました。

ヨーロッパのバラと中国日本の原種バラをを掛け合わせ、今までヨーロッパになかった四季咲のバラや真紅のバラを作り出しました。

マルメゾンに咲くバラは、多くの近代バラの基になっています。

 

 

余談

と言うことは?!マリーアントワネットの生きていた時代には真紅のバラはなかった!

ベルサイユ宮殿のバラは、何色だったのでしょうか?????

 

 

またジョセフィーヌは、花々を植物画家に描かせ記録させました。

ルドゥーテ:バラ図譜 ヴァンテ:マルメゾンの庭園 として後世に残っています。

 

マルメゾンのバラ ジョセフィーヌのバラへの想いは、

ジュール・グラブローによって「ライ・レ・ローズ」の庭園に甦りました。

近代になって、マルメゾンのバラ園の整備が進められ、

ジョセフィーヌのバラたちが咲き、優雅な香りで訪れる人を迎えてくれます。

 

 

 

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