植物の香りや有効成分を利用して、心や身体に働きかけるアロマテラピー。日本でも日常生活に取り入れる方が増えてきました。
アロマオイル(精油)の種類によって期待できる効果は異なります。
ここでは、求める作用ごとに代表的なアロマオイル(精油)をご紹介します。
(1)精神的作用のある精油
精神的ストレスは免疫力の低下にも繋がり、身体的トラブルの原因ともなります。心の状態に合わせて、お気に入りの香りで精神的安定を図りましょう。
・ストレス緩和…イランイラン、ジュニパーベリー、ネロリ、ゼラニウム、サンダルウッド
・不眠の改善…ラベンダー、マジョラム、オレンジスイート
・不安感の軽減…ジャスミン、レモンバーム、カモミール・ローマン、フランキンセンス、ベルガ モット、クラリセージ
・集中力を高める…グレープフルーツ、ペパーミント、レモングラス、ローズマリー
(2)身体的作用のある精油
臓器の活動や免疫力を高め、ちょっとした不調を癒す効果があります。しかし、アロマテラピーは病気を治療するものではありません。症状を感じる場合には、早めに医師の診察を受けることが大切です。
・風邪/インフルエンザの症状や予防…フランキンセンス、ラベンダー、ラベンサラ、ティーツリー、ユーカリ・グロブルス、ローズウッド、ゆず、マートル
・頭痛…ペパーミント、カモミール・ローマン、ラベンダー、マジョラム
・のどの痛み…ニアウリ・シネオール、ローズマリー・シネオール、サンダルウッド
・冷え性…マジョラム、ローズマリー・シネオール、サンダルウッド
・便秘…オレンジスイート、マジョラム、ゆず、ベルガモット
・花粉症…ペパーミント、ユーカリ・グロブルス、ティーツリー、ローズオットー、マートル
・腰痛…ジュニパーベリー、カモミール・ローマン、ローズマリー
・胃痛…カモミール・ローマン、ラベンダー、マジョラム
(3)美容効果のある精油
アロマテラピーでは、リラックス効果を高めることによって得られる美容効果のほか、血行や代謝を促す作用を利用することができます。
スキンケア・乾燥肌…ローズオットー、フランキンセンス、ゼラニウム、カモミール・ローマンローズウッド
・肌荒れ、炎症…ラベンダー、ローズオットー、ローズウッド、ティーツリー、カモミール・ジャーマン
ヘアケア・薄毛対策…オレンジスイート、イランイラン、クラリセージ
・フケ、かゆみ…ティーツリー、サンダルウッド、シダーウッド、ユーカリ
むくみ改善・新陳代謝を高める…ジュニパー、サイプレス、レモン
・利尿作用…ゼラニウム、ベルガモット、ゆず
ダイエット・過食対策…ベルガモット、パチュリ
・消化促進…レモングラス、フェンネル
(4)女性特有の悩みに効果のある精油
生理痛や生理不順、月経前症候群(PMS)、更年期障害は、女性ホルモンを整える作用のある精油を使用すると緩和が期待できます。
・女性特有の悩みに…イランイラン、クラリセージ、ゼラニウム
(5)殺菌・防虫効果のある精油
殺菌作用や防虫効果のある精油は傷や虫除け対策はもちろん、お部屋のお掃除にも大活躍します。
・殺菌作用…ティーツリー、ユーカリ、ジュニパーベリー、ペパーミント、ラベンダー
・防虫作用…シトロネラ、ユーカリ、ゼラニウム、レモングラス、ペパーミント