秋・冬はアユルヴェーダでいう
ヴァタのエネルギーが強く なる季節です。
ヴァタは風と空間のエネルギー。
一般的に、乾燥したり、冷たくなる、軽くなる時期です。
みずみずしい緑だった野原の草も茶色くなり、
森の木々も紅葉の後、枯葉や落ち葉に覆われます。
人の人生にもヴァタがあり、40代,50代を過ぎると
ヴァタのエネルギーが強くなってきます。
今までよりも
皮膚・骨・髪など乾燥しやすくなり、もろくもなるので
心してセルフケアに勤めなければいけません。
この季節、人生のこの時期、体を冷やす食べ物は禁物です。
特にヴァタのエネルギーが強い人、一般的には、活動的で
やせ形(BMIが20以下の方)で乾燥型の体質の方は特に気をつけましょう。
夏の間、生の野菜や果物をせっせと食べていたとしても
秋から冬にかけては、調理した野菜や、根野菜で体を温めます。
牛乳や乳製品は体を冷やすので必ず温めて
ドライジンジャーやカーダマムのスパイスを加えて飲みます。
(できれば牛乳・乳製品はできるだけ減らした方がいいです)
ギー(澄ましバター)は大丈夫です。
夏野菜が体を冷やす一方で、
熱帯の果物、パイナップルやココナッツは
基本的に体を冷やすので暴食しないように、
食べる時には少なくとも常温で食べるようにします。
冬野菜,特に根野菜類は体を温めるものが多いのです。
体を温めてヴァタの
バランスを整える食材
*ニンジン
*タマネギ
*ニンニク
*ショウガ
*ウコン(ターマリック)
*スウィートポテト・さつまいも
*カボチャ・スクワッシュ類
*ビーツ・てんさい類
*オクラ
*リーク(深ネギの仲間)
*アスパラガス
ココナッツオイルには様々な健康上の効能がありますが
これも体を冷やすので生理中の女性や
ヴァタの年齢にさしかかった人は摂りすぎないようにします。
秋から冬は
ココナッツオイルを使っていたものをごま油に変えるといいです。
飲食にもマッサージにも
夏はココナッツオイル、秋・冬・春までごま油、と使い分けるといいです。
効能のあるものも、季節の変化や体の変化を無視して使っては何にもなりません。
ココナッツオイルの効能
http://ameblo.jp/yogakana/entry-11609213213.html
わたしも生の果物や野菜が大好きなのですが、
年齢的にも体質的にもやせ形で乾きやすいので、
このごろは果物も低温でコンポートにしたりソースにしたりします。
秋・冬は温野菜・スープや野菜入りリゾット・雑炊や鍋料理が大活躍します。
ショウガとウコン(ターマリック)も
お味噌汁にスープにキチャリ(インド風おかゆ)に常用してます。
人参・ビーツ・アスパラガスは
体のタイプ・ドーシャを問わず、スーパーフードと言われるお勧めの食材です。