本気で生理痛改善

月経痛(生理痛)

月経痛(生理痛)に悩まされる方は多いと思います。
ある程度、痛みがあるのは普通ですが、不摂生をすると体のバランスが崩れ、
ひどい月経痛(生理痛)を引き起こします。
月経痛を避けるには日頃から月経を正常に保ち、
生活の中で体のコンディションを整えるよう心がけることが大切です。
しかし同じ痛みでもその原因は人によって違います。
中医学では大きく3タイプに分けられ、処方もそれぞれ違います。
これを「同病異治」といいます。
 
 
虚証タイプ
・ 月経中(生理中)じわじわ痛みが続く
・ 月経中の間、風邪を引きやすく、軟便、下痢を伴いやすい。
・ 月経後(生理後)、疲れやすく、貧血気味である。

 このようなタイプは「気・血」の不足が原因ですが、もともと虚弱体質、
胃腸が弱い、過労のとき、出産の後などになる場合が多いようです。

 過労や睡眠不足にならないように気をつけましょう。
月経(生理)が終わった後から排卵日までの間は必ず、「気・血」を補いましょう。
食事面では、ビタミン、鉄分、ミネラルを多く含むものを意識して摂るようにしましょう。
また、緑黄色野菜、肉類、魚介類、大豆製品、乳製品をバランスよく摂取するといいでしょう。
 

寒証タイプ
・ 月経(生理)時に激しい痛みと吐き気や嘔吐を伴う。

 このタイプは「寒邪」が原因と考えられるので、体を温めることが大切です。
冷え性の人はほとんどがこのタイプです。

 月経中は果物、アイスクリーム、氷、生野菜といった涼性食品は避けましょう。
月経中に冷たい水を浴びたり、体を冷やさないようにしましょう。
保温性の高い下着や靴下、腰や下腹部にカイロを使用するなど身体を温めてあげましょう。
また、お風呂でゆったり温まるのも、冷えを防ぐと共に精神的なストレスもやわらげてくれるので大変効果的です。
 

● 瘀血証タイプ
・ 月経前(生理前)から下腹部が張って痛む。
・ 月経が始まると痛みは和らいで、出血にレバーのような血の塊が混じる

 このタイプは「瘀血」が原因です。
血行を良くして「瘀血」を取り除くことが大切です。
 ストレスや怒ったり、泣いたりといった激しい感情の起伏を避けるよう気をつけましょう。
生理前は骨盤の血流が停滞するので、血流を良くするために適度な運動が必要です。
生理の1週間くらい前から全身の屈伸運動を行うと効果があります。
ウォーキング、ジョギング、スイミング、エアロビクスなどがお勧めです。



  次は、西洋医学的に考えて見ましょう。
月経痛には、月経前症候群(PMS)と月経困難症の二つがあります。
 PMSは、女性ホルモンの一つである、「黄体ホルモン」の分泌量は、月経の過程に伴い増減します。
この大きな変化で、自律神経のバランスを崩して様々な症状が現れます。
  月経困難症は、経血(生理血)をスムーズに排出するために「プロスタグランジン」という子宮を収縮させます。
「プロスタグランジン」の量が多いと収縮が強くなりキリキリとした痛みが発生します。

  
 

  女性のライフサイクルの変化により、一生に経験する月経の回数が生涯50回から450回と9倍増えています。
初経年齢の低下、出産数の低下、出産年齢の上昇、閉経年齢の上昇、晩婚化‥。
それに伴い、セルフケアではコントロールできないような生理痛をもつ女性も増えています。
 
 
 
2015年 本気で生理痛改善してみませんか?

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