冷え性は医学的には病気ではありません。
しかし、冷え性は様々な病気を引き起こします。
中でも自律神経のバランスを崩す自律神経失調症という病気の原因となります。
自律神経失調症という病気は、体を動かせる自律神経のバランスが崩れ、
様々な体の不調が起こる病気です。
交感神経と副交感神経という2種類の自律神経のバランスが乱れることで、自律神経がつかさどる呼吸や血液循環、消化・吸収、排泄、体温調節といった体の機能が正常に機能しなくなります。
そして頭痛や耳鳴り、口の渇きやめまい、肩こり、生理不順、関節の痛み、倦怠感、不眠といった体の不調や不安感、イライラ感、集中力の低下、落ち込み、などといった精神的な不調も引き起こします。
冷え性が原因で低体温に
様々な病気を引き起こす冷え性。
冷え性は低体温の原因にもなります。
人間の理想的な体温は36.6~37℃といわれています。
これに比べ医学的に低体温といわれるのは、35.0℃ですが、一般的には36.2℃以下であると低体温になる危険性が高いとみられます。
低体温はどのような病気を引き起こすかというと、体の新陳代謝が鈍くなり、全身の機能が低下することで、甲状腺機能低下症をはじめ、自律神経失調症、便秘、体力の低下、むくみ、せりふ旬、肌荒れ、肩こりや頭痛、腰痛など様々な病気の原因になります。
さらに、免疫力が低下しカゼなどの病気にかかりやすくなります。
冷え性は病気の初期段階
冷え性の場合、血液循環が悪いので、
酸素や営巣、ホルモン伝達物質が全身に行き届かないということになります。
さらに冷え性の体は二酸化炭素や老廃物も排泄も滞りがちになります。
これは様々な病気を引き起こすきっかけになります。
血液循環が悪くなると、動脈硬化や筋肉のコリ、ストレスなどを引き起こしやすくなります。さらに免疫力が低下し、カゼをひきやすくなったり、ガンのリスクも高まるといわれています。
また、冷え性は、腸の働きも低下し排便などの排泄機能にも影響を及ぼします。
そうすると便秘になりやすくなります。冷え性は病気の初期段階ともいえます。