月別アーカイブ: 2015年3月

BE 美 ライフ  食養生

貴妃座浴では、漢方・中医学の考えから食事で養生して

冷え症・生理痛・低体温改善・温活・妊活のサポートをいたしています。

 

 

 

食療&薬膳


中国明の時代に、薬膳学は中国医学の進歩とともに成熟と発展の時期に入りました。
西暦1578年李時珍の著作『本草綱目』が食療や薬膳の基礎を確立しました。
李時珍は薬用として記載されている植物・動物・鉱物などの形(たとえば、植物の花・葉・茎・枝・皮・根っこなど)・効能を図で説明し、気味陰陽・五味宜禁・四時用薬などに分けられ、薬は1,892種、漢方薬は1万以上が載せられています。食療と薬膳の内容が多く 含まれています。

 

【食べものの四性と五味】
中国の古い概念では、食べ物の性質を温めるか冷やすかの程度によって「熱」「温」「平」「涼」「寒」の5タイプに分けています。「熱」「温」「涼」「寒」を食べ物の「四気」といい、温める、冷やす、どちらの性質も持たないものを「平」としています。ふだんの生活では、寒熱のバランスを考え、どちらかに偏らないように食べ物を選びます。そして調理方法によっても食べ物の性質は変化しますので、調理の仕方もたいへん重視しています。また、食べ物を「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹」(しょっぱい)の五味に分けています。それぞれの味は五臓と対応していますので、同じ味をとりすぎたり不足にしたりすると、臓腑が弱まります。「食養生」ではこれら食べ物の四性と五味を考え、バランスのよい食事をとっていくことが健康に繋がると考えています。

 

【五味の効能と五臓との関係】

五味 (塩)
五臓
効能 脱落症状を収める・津液を生じる 熱を清める・便通をよくする・解毒・湿を散す 疲れを改善・虚弱を補う・脾胃を調和・痛みを和らげる 身体を温める
・気血の流れをよくする・痛みを止める
堅いものを
和らげる・塊を解消・通便

 

【食材の寒性・熱性】

 

例えば: 温熱性 平性 涼寒性
穀物・豆類 もち米 白米 玄米
乳性品・肉類 羊肉 豚肉  
魚介類 エビ ホタテ貝 カニ
野菜 ねぎ 山芋 大根
果物 ナツメ いちじく
木の実 クルミ 蓮の実  
香辛料 唐辛子 ハチミツ 味噌

 

【健康改善に役立つ食薬】

 

大よそ365種類の生薬の中に、私たちの食生活の中で、食材として使っている食薬
がたくさんあります。漢方薬の服用によって身体にあらわれた不調を治療しますが、
健康を保つためや養生のために、生薬と同じまたはほぼ同じ効能の食材を日常食生活に
取り入れることで、臓腑、気・血・水のバランスがとれ、免疫力を高め、老化を遅らせ
ることができます。漢方では「医食同源」「薬食同源」ということばがあり、薬を服用し
なくても身体によい食べ物を日常的に摂取すれば、薬と同じ効能をもたらします。

 

食材名 食薬名
  杏仁(あんにん)   杏仁(きょうにん)
  菊の花   菊花(きっか)
  葛(くず)   葛根(かっこん)
  枸杞の実   枸杞子(くこし)
  ニッケイ   桂枝(けいし)
  なつめ   大棗(だいそう)
  とうもろこしのひげ   南蛮毛(なんばんげ)
  ハブの葉   決明子(けつめいし)
  はっか(ミント)   薄荷(はっか)
  びわの葉   枇杷葉(びわよう)
  干したサンザシ   山楂子(さんざし)
  ドクダミ(葉)   十薬(じゅうやく)

 

 

1.杏仁(あんずの種)
        
苦・微温   肺・大腸に帰経
咳きとめ・喘息を鎮め
腸を潤し・便通をよくする
   

2.枸杞子(枸杞の実

甘・平   肝・腎・肺に帰経
滋養肝腎・養肝明目
肺を潤し・咳をとめる

   
3.大棗(ナツメ)ー写真内赤い実
  
甘・温   脾・胃に帰経
胃を強め・気を補う
養血安神・緩和薬性
   
4.南蛮毛(トウモロコシのひげ)
       
甘・平   肝・腎・膀胱・心・小腸に帰経
清熱解毒・膿を出す
清熱利尿
   
5.薏苡仁(はと麦)
        
甘・淡 微寒    脾・胃・肺に帰経
健脾補肺・熱を清し毒を排出する
体内にある余分な水分や湿気を外に出す
   
6.百合(ゆり根)

甘・微苦・微寒  肺・心に帰経
肺を潤し、咳きを鎮ずむ
清心安神
   
7.銀杏(ぎんなん)

甘・苦・渋・平  肺・腎に帰経
肺気を収斂し、出血を防ぐ
おりものを止める
   
8.山薬(山のいも)
      
甘・平   脾・肺・腎に帰経
補益脾肺・養陰固精
   
9.金針菜(ゆりの花つぼ)
      
甘・涼   肝・腎に帰経
清熱利湿・涼血解毒
胃の気を和して、血を補う
   
10.菊花(菊の花)
      
辛・甘・微苦・微寒  肝・肺に帰経
清熱解毒・清肝明目

冷え性改善   気虚タイプ

「体質」は生まれつき(先天性)と生まれてから(後天性)の生活環境や食生活によって形成されます。
五臓六腑・気・血・水に強弱の個人差が生まれます。その強弱の違いを「体質」とします。
身体の構造は同じでも、同じ食べ物であってもある人には効果的であっても、人によれば有害として作用します。
それは各自の五臓六腑の働きに強弱の違いがあるからです。
一般的に、6~8に体質が分類されます。
1、 気虚 体質
2、 血虚 体質
3、 陽虚 体質
4、 陰虚 体質
5、 気滞 体質
6、 お血 体質
7、 湿熱 体質
8、 痰湿 体質

 気虚型
  健康を統括する「気・血・水」の中の「気」が不足している状態です。
「気」が不足するといわゆる精力不足で、常時疲れやすい、倦怠、冷えなどを訴え、
免疫力は低下し感冒や胃腸虚弱、食欲不振、下痢しやすいなどの症状が現れます。
花粉症などの過敏性症状や頻尿、夜間多尿、不妊症、性機能障害などに現れます。

飲食養生
1、 身体を温める性味の食べ物を積極的に摂る。
     気虚の人の多くは冷え性が多く、身体を温めて消化機能を高める性質の飲食品を選びましょう。
    胃腸を冷やすような冷飲食や刺身などの生もの、生野菜は控え、
    エビ、ニラ、玉ねぎ、マトン、ニンニク、生姜、シナモン等の性味が温の食材を摂りましょう。
2、 生食は控え、火を通した物を食べる。
3、 補気食品を選ぶ。
     穀類や根野菜、豆類、キノコ類を毎日積極的に多く食べましょう。
4、 よく噛んで、腹八分目を心がける。
     早食いや食べ過ぎは胃腸の働きを越えて消化不良になり、
    逆に機能の低下を招き、「気虚」を悪化させます。
5、 食事制限によるダイエットは禁物。
6、 やっていけないこと。
     激しい運動は避けましょう。
    散歩や気功、ヨガ、ストレッチ程度は好ましいです。
    睡眠不足は禁物です。

おすすめ食材
    食味 甘い  食性 平、温のものが主体
    牛肉、羊肉、鶏肉、椎茸、米、大麦、黒砂糖、蜂蜜、水飴、人参
    カリフラワー、しらうお、どじょう、太刀魚、やま芋 など

冷え症かな?と思ったら!

冷え症の原因

冬場にある程度手先や足先が冷たくなるのは、当然のことです。ところが外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚があるときに、冷え症と呼びます。
夏なのにからだが冷えている、あるいはからだが冷たいと感じている症状などもそうです。からだの中から冷えるため、少しからだを動かしたくらいでは、なかなか温まらないのです。

冷え症は、本来はたらくべき体温調節機能がうまく機能していない状態であり、主な原因として、次のようなことが考えられています。

●自律神経の乱れ
ストレスや不規則な生活などにより、体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。また、常に室内の空調が効いていると、室内外の温度差が激しくなるため、自律神経の機能が乱れます。こうして、夏でも冷え症になるのです。

●皮膚感覚の乱れ
きつい下着や靴などでからだを締めつけたりすると血行が滞り、「寒い」と感じる皮膚感覚が麻痺することがあります。そのため体温調節の指令が伝わりにくくなってしまいます。

●血液循環の悪化
貧血、低血圧や血管系などの疾患がある人は、血流が滞りがちになります。

●筋肉の量が少ない
女性は男性に比べて筋肉が少ないため、筋肉運動による発熱や血流量が少ないことも、女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、女性だけではなく、運動不足の人も総じて筋肉量が少ないため、冷えやすくなります。

●女性ホルモンの乱れ
ストレスが多かったり、更年期になったりすると、女性の心身をコントロールする女性ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化などを促進することがあります。

冷えの原因

・手足に特に冷えを感じるわけは…
私たちのからだは、重要な臓器が集まるからだの中心部を一定の温度(通常は37度前後)に保とうとしています。
特に寒いときは、からだの中心部に血液を集めて、体温を維持しようとします。そのため末端である手先や足先には血液が行き渡りにくくなり、温度が下がりやすくなって、冷えを強く感じるようになるのです。10959645_634659193305341_1059248845784231939_n

冷え性改善   陽虚タイプ

貴妃座浴に来られるお客様の多くに

「手足が、冷たい!冷えています!」と仰る方が多いです。

私自身も手足が冷たい⇒手のしびれ⇒手の強張り⇒リウマチ?の治療のスパイラルになり

強張りの治療の注射と投薬が大量になり、危機感を感じ「薬に頼らない改善」を考えるようになりました。   

 

手足の血行不順を改善、貴妃座浴から始めませんか?1455918_634660923305168_4483038178702578900_n

 

 

 

陽虚型
  「陽」は、臓腑の機能活動を指し、「気虚」「陽虚」の前兆です。
「陽虚」になると臓腑の機能が減退するのみならず、「寒気、冷え」の症状が現れます。
先天的な体質もありますが、
生ものや冷たいものの過食や寒涼薬物(湿布・解熱鎮痛剤など)の過用、
または高齢に伴う「腎虚」や長期の病により「陽傷」ではすべて「陽気虚弱」になります。
「陽虚」になると、手足がいつも冷たい、下半身がひえやすい、
顔色が青白い、膀胱炎をくり返すまたは、冷えると腰や関節が痛むなどの冷えの症状があらわれます。
実際「冷え」になやむ女性はとても多いようです。
そして冷えにより血管が縮こまって、血の流れを滞らせるため、瘀血に発展することも多くみられます。
まずは、冷えを寄せつけない生活を心がけて、血のめぐりの悪さを改善していきましょう。

飲食養生
1.  生もの、冷たいものや氷菓子などは慎む。
 「寒性」の強い食品は「陽虚体質」に重大な影響を与えます。
禁忌食品は氷飲料やアイス品、冷やした飲料水です。
寒性食品には、夏みかん、バナナ、西瓜、梨、柿、琵琶、胡瓜、苦瓜、セロリ、竹の子、緑豆、昆布、蟹などです。
これらの物は先ずは少量が原則、そして温熱食品との配合、生で食べずに一旦火を通して食べて下さい。

2.  減塩
 「陽虚体質者」は多量の食塩摂取で肥満や浮腫み、排尿困難、高血圧を引き起こします。

3.  温熱性の食品を多食
   サクランボ、龍眼肉、栗、クルミ、松の実などは、
「温補腎陽」の作用があり、下痢、夜尿、腰痛、ひざ痛には最適です。
  菜っ葉類では、生姜、ニラ、胡麻、南瓜、人参、山芋、もやしなどで、
魚肉では、マトン、牛肉、鶏肉、海老、ナマコ、ウナギ、アワビなどがあります。

4.  割烹調理方式で
   「寒性」を避ける「膳食配膳」を考えましょう。
  煮る・蒸す・焼く・茹でるなどの調理法を用いて寒涼性を減少させましょう。

おすすめ食材
   食味  甘  食性 温熱のものを主体
   にら、南瓜、玉ねぎ、生姜、米、栗、牛乳、鰹、太刀魚、鶏肉、牛肉、豚レバー、
   マトン、海老、鰌、ナマコ、鮑、黒砂糖など

温かく生活  温活しま専科?

生理痛冷え症低体温改善・妊活も「キーワードは温める!」温活です!

 

 

自分の平熱が何℃なのか、知ってますか? もしや「36℃以下」では?

人間の理想体温は、36.5~37.0℃といわれています。ところが、いま体温が35℃台の 「低体温症」の人が増えています。ある医療機器メーカーの調査 によると、この50年間で子供の平均体温が約1℃も下がっているとか。「なーんだ、たった1℃か」なんて言えないくらい、そこには大きな大きな違いが!

体温が1℃下がると、代謝が10~20%、免疫力は30%も落ちるといわれています。ウイルスや紫外線・ガンなど体が日常さらされている攻撃に対処する機能がはたらきにくくなり、影響を受けやすくなってしまうのです。また、体温が下がると血液の流れが滞り、栄養も酸素も行き渡らなくなります。そこに老廃物がたまると、これによって病気や老化がぐっと進んでしまうのです。ことに女性にとっては生理痛や不妊の原因になり、お肌のトラブルも・・・!! そう、これはほっとけない「1℃」なのです。


「温活」で体温を1 ℃ 上げると免疫力がよみがえり、老化や病気を回避できる!

つね日頃から体を温める活動、それが「温活」です。
体温が1℃上がると、体が本来もっている免疫機能の働きや血液の流れがスムーズになり、多くの病気やトラブルを回避できるといわれています。「温活」は、婚活以上に大事なものだったのですね。それでは、体温を上げるためには具体的にどうしたらよいのでしょう。


「温活」の三本柱は、誰でもできるちょっとしたこと。日常こまめに取り入れるだけで冷えない体に!

1.体の外側から温める

分厚い服を一枚より、重ね着してあったか小物でちょこちょこ微調整するのがコツ。着膨れして見えず、バッグにもかさばりません。外出時でも冷えを感じたらすぐ、ショールを膝に掛けたり、トイレでささっとレッグウォーマーを装着したり、カイロを入れたりするといいですよ。外出時の使い捨てカイロは貼らないタイプのほうが、ずらしたりはずしたりできて便利です。

そして夜は、38℃くらいのぬるめのお風呂でリラ〜ックス! 交感神経に入ったスイッチを副交感神経に切り替えましょう。日中のストレスでギュギュッと締まった血管がゆるんで、血流が良くなりリンパ球も増えて、風邪がよくなったりガンなどの病気の回復にもつながるそうです。お風呂からあがったら、決してパソコンなど開かずリラックスしたまますぐに寝るのが正解。湯たんぽを入れるのもいいですね。

2.体の内側から温める

じかに内臓を温めてくれるホットドリンク。その中でも、白湯は「温活」に最適です。食前に飲むと、消化・吸収をたすけ代謝を上げる効果もあります。コーヒーなどカフェインの入ったドリンクは、交感神経を刺激してしまうので注意してくださいね。

食べ物にも陰陽があるのをご存知でしょうか。バランスのとれた中庸の穀物と野菜中心の食事をしていると、自然と体を冷やす食べ物が欲しくなくなるといいます。
体を冷やす陰性の食べ物とは、白砂糖・日本酒以外のアルコール類・ジュース類・完熟していない果物・食品添加物など。タバコも陰性です。また、肉など極陽性の食べ物も、反動で冷たいものが欲しくなるので注意が必要です。ステーキに生野菜サラダにアイスクリームのフルーツ添え、といったメニューよりも、玄米または五分づき・七分づき米に具だくさんお味噌汁の和定食、のほうが「温活」に向いているということですね。
ショウガやニンニク、ネギ、シソ、山椒など、体を温めてくれる頼りがいがある薬味系も上手にとり入れてみましょう。また同じ食材でも、生のままより熱を加えたほうがよいそうですよ。

3.体をうごかす

運動して、熱をつくる筋肉の量を増やしましょう。
スポーツする暇なんかない!という人も、エレベーターのかわりに階段を使うとか、歩くだけだってよいのです。ついでに少し歩幅を広くしてみたり腕を大きく振ってみたりすると、効果がアップしますよ!

ヨガなどの深い呼吸は、自立神経をととのえます。吐くほうを意識してみてください。仕事や勉強の合間に手首や足首をグルグルまわしたり、ツボ押しや指圧でリラックスするのもいいですね。

日常こまめに体を温めることで、大きな差が出る「温活」。
老若男女冷えている現代日本、ほんのちょっと意識して「体温を1℃上げる活動」、はじめてみてはいかがでしょうか。

●参考
『体を温めると健康になれるから 冷えとりの知恵袋(温故知新的生活)ムック』(講談社)

 

薔薇 花言葉

貴妃座浴では、薔薇の華で皆様をお迎えしています。

 

 

バラの色と花言葉の意味

赤いバラの花言葉

赤いバラ

花言葉は「愛情・情熱・美・あなたを愛します」

バラらしい真っ赤な花は人気が高く、女性へのプレゼントだけでなく還暦のお祝いにも喜ばれます。愛や情熱を表す赤のバラですが、つぼみのバラは花言葉が変わり「純潔・純粋な愛・あなたに尽くします」などの花言葉を持ちます。

また、濃紅色になると花言葉が変わり「死ぬほど恋いこがれています・内気・恥ずかしさ」などの花言葉になります。

ピンクのバラの花言葉

ピンクのバラ

花言葉は「しとやか・上品・気品・感謝・温かい心」

優しさの象徴のようなピンクのバラ。
真っ赤なバラだと色がきついかな・・・というやわらかい雰囲気のい女性や先輩の方など、幅広い年齢層に好まれる色です。

オレンジのバラの花言葉

オレンジのバラ

花言葉は「無邪気・絆・健やか・信頼」

元気の出るオレンジのバラは、男性へのプレゼントや病気のお見舞いのときなどに適しています。

黄色いバラの花言葉

黄色いバラ

花言葉は「友情・献身・嫉妬・愛情の薄らぎ・恋に飽きた」

黄色のバラは要注意です。愛情の薄らぎや別れなどをイメージさせる花言葉をもち、黄色のつぼみにも「笑って別れましょう」という花言葉があります。黄色のバラが好きという女性以外には贈らない方が懸命です。

白いバラの花言葉

白いバラ

花言葉は「純潔・清純・心からの尊敬・私はあなたにふさわしい」

白いバラには白のイメージにぴったりの花言葉がつけられています。白いつぼみのバラは花言葉が変わり「恋をするには若すぎる・処女の心」などの意味があります。

緑のバラの花言葉

緑のバラ

花言葉は「穏やか・あなたは希望を持ちえる」

緑のバラはとてもめずらいバラです。「グリーンローズ」という韓国ドラマのタイトルにもなっています。

青いバラの花言葉

青いバラ

花言葉は「夢かなう・神の祝福・奇跡・(不可能)」

バラの花は青の色素を持たないため、古くから青のバラの品種を生み出すことが世界中のバラ愛好家の夢でした。そんな青いバラにつけられていた花言葉は「不可能」。

しかし、2004年にサントリーが世界初の青いバラの開発に成功!そのとき誕生したブルーローズには「夢かなう」という花言葉がつけられました。

「ブルーローズ」
ブルーローズ

サントリーが開発したブルーローズの色は、青というより紫に近いです。上の写真のようなきれいな青いバラは人工的に着色されたものです。

痰湿体質   老廃物溜まっていませんか?

よぶんな老廃物がたまっている「痰湿」

滞りなく体じゅうをめぐり、体に必要なうるおいを補う水。水のめぐりがいったん滞ると、体にとって有害な物質へと変化してしまいます。それを「痰湿(たんしつ)」といいます。

痰湿の原因はさまざまですが、もっとも多いのは、胃腸を酷使するような食生活を続けているために、食べたり飲んだりしたものがうまく消化・吸収・排泄できず、「よどんで濁ったもの」が体の中にたまってしまう、というケースです。
(非常によどんで濁ったものを「痰濁(たんだく)」とも言います。)

痰湿舌

「よどんで濁ったもの」は中性脂肪コレステロールなどに変化し、それば血中に入り込み、血管にへばりつくと、血液の流れを邪魔します。

● 痰湿の舌  厚いベトベトした白色または黄色の舌苔がある。


出やすい不調とトラブル

痰湿の女性

余分な水分により、

  ・むくみ
  ・下半身が重い
  ・肥満または水太り
  ・肩凝り、頭重感
  ・体が重く、だるい
 ・吐き気
  ・めまい  などがあらわれます。

また溜まった老廃物「痰湿」が外に出ようとするため
     ・ニキビ、吹き出物
     ・痰、口が粘る
     ・おりものが増える   などもあります。

また、痰湿タイプの人はおいしいものに目がなく、長年の食生活の影響で胃腸の働きが弱ってることが多く、胃がムカムカしやすく、舌にべったりとした白い苔がつくのも特徴です。

健康診断では「高脂血症」「糖尿病」を指摘されてしまうことも。
加齢とともに胃腸の消化・吸収力が鈍ってくると、さらに体内に「余分なもの」がたまりやすくなり、血液ドロドロ度が悪化する可能性があります。



おすすめの食事

● 主食はあとにして、野菜を先に食べる食生活を
余分なものをためないようにするためには、食事の全体量お酒の量を減らすことが何より大切ですが、毎日のこととなるとなかなかうまくいかないもの。そんなときには、満腹感もあり、カロリーとして吸収しにくり食べ方を知っておくと便利です。
コツは、おひたしやサラダ、酢の物など、あっさりとした野菜料理から先に食べること。
食事の前にまず温かいお茶を一杯飲むのもいい方法です。
その後にご飯や主菜をよく噛んで食べるようにすると、食べる量も自然に減っていきます。

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● 低カロリーで食物繊維の多い食品がおすすめ
余分なものを体から排出するためには、甘いものや油っこいものは控えて、野菜中心あっさりとした食事にするのが基本。

特に、余分なものを排出しながら、血液をサラサラにしてくれる、昆布わかめたけのこごぼうレタス白菜大根玄米ハトムギ海藻などは多めにとるように心がけましょう。

代謝を高めてくれるスパイス類や、余分なものの排出効果を高めるも積極的に利用して。



おすすめのお茶

ウーロン茶、凍頂烏龍茶、東方美人茶、プーアール茶、はと麦茶、岩茶 など



ツボ

  • 陰陵泉・豊隆

     陰陵泉(いんりょうせん)
    ひざの内側にあるツボ。くるぶしから手を上に滑らせ、親指が止まったところ。

    水分代謝を高めて、むくみを取る働きがあります。

    少し強めに押したり、さすったりして刺激して。



      豊隆(ほうりゅう)
    外くるぶしと膝の中間にあるツボ。

    体に滞った老廃物を出す作用があります。
    左右の親指を重ねて少し強く押して。

  • 中脘

     中脘(ちゅうかん)
    みぞおちとおへその真ん中にある。

    胃腸の機能を高め、代謝アップの要となるツボ。

    両手のひらを重ねてゆっくり押して。

    太白

     太白(たいはく)
    足の親指の根元にある骨のすぐ後ろにあるくぼみ。

    消化器の既往を助け、水分代謝をよくするツボ。

    指先で強めに刺激します。

※合わせて、足三里のツボも刺激することによりさらに代謝up!



生活アドバイス

● 気候に応じて食生活を調整する
このタイプは、湿度の高い梅雨時低気圧が近づいてきたときなどに体調を崩しやすい傾向があります。体が重い、肩がこる、などの症状を予防するためには、湿気の多い時期や台風の季節には、特に食事に気をつけ、腹八分目を心がけることが大切です。

痰湿 生活アドバイス

また、水分のとりすぎはそれだけで体調を崩す原因になるので、しょっぱいものは控えて、のどの渇きを予防するようにしましょう。



● 入浴とちょっとした運動を毎日の習慣に
発汗は、体に溜まったよぶんな水分や老廃物を出す有効な手段です。
できれば、じわりと汗をかくようなスポーツがよいのですが、時間がない場合には、エスカレーターはやめて階段を使う、夕食の後に散歩をする、家でも簡単にできるダンベル体操を続けるなど、毎日の空き時間を利用した運動を。

そして、夜はゆっくりお風呂につかり、たっぷりと汗をかくようにしましょう。



 


生理痛改善「温め食材」一番のおすすめ食材は…

生理痛改善すると冷え症改善にも!

 

 

体を温める陽性の食品を食べましょう

 どんなに体を外から温めても、体の中が冷たくては効果がありません。陽性の食品をとって食べ物から得るエネルギーで体を温めて、体質を変えていくことを「食養生」といいます。良く燃えて、体を温めてくれるような食品を取っていくことで、冷え性のつらさも徐々に改善されてくるでしょう。
 それから、血(ドロドロ血)で冷え性の人は、体を温めるだけではなく、アルカリ性食品を選ぶことで血をサラサラにして血の巡りをよくして、あたたまりやすい体にしたほうがさらに効果が高まると思いますよ。

冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草

 

 

 

 

 

 

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冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草

太陽の陽、陽性食品は体を温めてくれます。太陽の恵みを蓄えた食品を取り込むことで、体にエネルギーを補給します。簡単な見分け方としては色が濃い食品や、寒い地方の人が好む食品だと覚えるとよいでしょう。
津山名産の自然薯や生姜は体を温める効果が高い食品です。だから津山には美人が多いのかもしれませんね。

◆陽性の食品の特長

・塩辛いもの
・寒い、涼しい土地、気候にとれるもの
・かたいもの、水分の少ないもの
・地下でまっすぐ下にのびる植物
・煮るのに時間のかかるもの
・熱するとむしろ硬くなるもの

 
冷え性 健康美人 とくに体をあたためる食品
・しょうが
・ね ぎ
・にんにく
・梅干黒焼き 等

かぜの時に効くとされているものです。温めて飲むほうがより効果があるそうです。

冷え性 健康美人 体をあたため、サラサラ血にする食品
(陽性のアルカリ食品)
・根菜類
こんにゃく、ごぼう、
人参、山芋、蓮根
・自然塩
・塩辛い加工品
みそ、しょうゆ、梅干、たくあん

東北などの寒い地方の人がおかずに煮物を良く食べるのもうなづけます。体をホコホコ温めてくれそうです。もちろん津山でもよく食べられます。

冷え性 健康美人 体を温めるがドロドロ血になるもの
(陽性の酸性食品)
・羊肉、豚肉、
 鶏肉、
ハム、卵、
 ソーセージ、
 チーズ

・貝類、赤身の魚、
 精製塩


寒いヨーロッパの人たちが良く食べるものが並んでいます。
そういえばドイツではジャガイモとソーセージが主食だったのは日本より寒いからなのかもしれないですね。
貧血気味の人はこれらのものを取るように気をつけてください。

 

冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草
 

主食に適した食品
中庸というのは、陽性でも陰性でもないものです。だから主食に適したものです。玄米や麦などできるだけ精白しないで胚の部分も食べるようにすると、体に不足しがちな微小ミネラルが補給されるので体調が良くなりますよ。

◆中庸の食品の特長

・玄米、むぎ、きび、ひえ、
 あわなど精白度の低い穀物

 

冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが | コーヒー 海草冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草
冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草

冷え性の人は控えましょう。
陰性食品は体を冷やしたり、ゆるめたりしますから、冷え性の人はできるだけ避けたほうがよいでしょう。夏の暑い時期に食べたくなるものや、暑い地方で取れる作物は体を冷やすと覚えてください。それから大事なことですが、冷え性の人は夏だからといっても、あまり体を冷やすものを取らないように気をつけて冬に向けて身体を調整していきましょう。

◆陰性の食品の特長

・科学的に合成されたもの
・精製されて色が白いもの
・暑い、暖かい土地、気候にとれるもの
・やわらかいもの、水分の多いもの
・地上で真っ直ぐ上に伸びるもの
・熱すると軟らかくなるもの

 
冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草 やや体を冷やし、血をサラサラにする食品
(陰性のアルカリ食品)
・温帯産果物
(日本で取れるような果物)
・種子、ナッツ ・緑黄色野菜 *
(日本でとれる野菜、旬の野菜)
・海藻類 *
(わかめ、こんぶ、のり)
※緑黄色野菜や海草類は血をキレイにし、造血を助けるものです。

やや体を冷やすものですから、あまり多量に取らないように注意しましょう。
食べるときは生ではなくて、熱を通すことによって、陽性化させるとよいでしょう。

冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草 血をサラサラにするが、体を冷やす食品
(陰性のアルカリ食品)
・トロピカルフルーツ
(熱帯の果物)
・大豆、豆腐、豆乳
・お茶(とくに玉露)
・紅茶、コーヒー
・お酢 *
・ナス科の野菜 *
(なす・トマト・ピーマン・じゃがいも)
※お酢やナス科の野菜は血液を薄くするのでとりすぎに注意

体を冷やすものなので、注意しましょう。
風邪を引いている人にお土産で果物を持っていきますが、トロピカルフルーツは体を冷やすから避けたほうがよいでしょう。
それから「秋茄子は嫁に食わすな」というのは体を冷やすことを注意させるためのようです。

冷え性 陰性食品 血液 ドロドロ サラサラ しょうが 酢 コーヒー 海草 体を冷やし、ドロドロ血の元になるもの
(陰性の酸性食品)
・合成甘味料、
   食品添加物
・砂糖、香辛料
・刺激のある飲み物
(アルコール・ジュース・
 インスタントコーヒー)

・スナック菓子、
 チョコレート
・牛乳、
 アイスクリーム
・白いご飯やパン、
 うどんなど

・精製油

・タバコ


そうえいば、風邪を引いて頭が痛いときに、体を冷やす作用がある頭痛薬を飲むと、さらに熱は下がっても、風邪は治りにくくなると聞いたことがあります。
人工的に作られたものはだいたい冷え性に良くないと覚えるとよいでしょう。

貴妃物語   楊貴妃

 

 貴妃座浴の貴妃とは、楊貴妃から名付けたのですか?

とよく聞かれます。

楊貴妃からが全てではありませんが よもぎ蒸が中国から渡っ来たもで後宮の女性たち、楊貴妃も愛用していたようなところから、名付けました。

 

 

楊貴妃は今なら、時代のファッションメーカー、先駆者で  楊貴妃のファッション、愛用品に女たち羨望、まねていたようです。

 

 

 

楊貴妃は本名を揚玉環(ようぎょくかん)と言い、719年、蜀(四川省)の下級官吏の娘として生まれたが、父が早く亡くなったために、同じ下級官吏だったおじの手で育てられた。その類い稀な美しさは、幼少から知られるところとなり、宮女として後宮に入るや否や、17才にして玄宗皇帝の子、寿王(じゅおう)の妃として迎えられたのである。

 後宮には、当時、宮女の数は3千人いるとも言われ不自然と思えるほどの大勢の宮女がいたらしい。官吏の遺族が困窮した場合に、娘が宮女として召し抱えられる場合もあり、後宮に入るということは、決して美貌をかわれてということだけではなく、困窮した官吏の家庭を財政面から援助するという当時の社会的政策の一面もあったようである。しかし、いずれにしても、膨大な数の宮女の中から、皇帝の目に止まり、ただちに王妃の地位まで上りつめたという事実は、彼女の並外れた美しさを証明するものであったにちがいない。

   
 

 玄宗が56才の時、彼は最愛のきさきであった武恵妃(ぶけいひ)を40才で病気で亡くしてしまう。この時の玄宗の悲しみは計り知れず、がっくりと気を落とした玄宗に、宦官で彼のお気に入りの部下でもあった高力士(こうりきし)が、武恵妃にそっくりのお方がいるという触れ込みで彼女を紹介したのがそもそもの発端であるとされている。

 740年秋、長安郊外の温泉、華清池(かせいち)で、玄宗は初めて楊貴妃と出会い、たちまち彼女の魅力の虜となってしまった。その時、楊貴妃22才、玄宗とは34才もの年の隔たりがあった。もともと玄宗は芸術肌の人間だったので、何かと楊貴妃と気が合うことも多かったと思われる。彼が独自な音楽理論を持ち、音楽、舞踏の研修学校をつくった事実を見てもわかるが、一方、楊貴妃の方も、あらゆる楽器を自在にこなし、踊りを踊らせれば翔ぶように見事に舞い、その歌声も天下一品と言われるほどであったのである。

   
     この時代の中国美人たる基準は、ふっくらした姿態と切れ長の目に小さな口が特徴だったようだ。    
 無論、楊貴妃も例外ではなく、色白で太り気味だったようである。玄宗に「おまえなら少しぐらい寒くてもなんともあるまい」とからかわれて彼女が怒ったという話も伝えられているほどである。    
 この頃、海の向こうの日本では、色が白くて下膨れで、目が細くて、髪が長いのが美人の条件とされた時代であったが、何となく似ているようで面白い。    
  保養の地として知られる華清池    
  * 玄宗と楊貴妃の甘い日々 *    
 

 かくして、玄宗は息子の寿王から楊貴妃を召し上げることとなったが、そのまま自分の愛人にしてしまったのではいくら皇帝でも聞こえが悪すぎるので、玄宗は、ちょっとした小細工をしたのである。まず、彼女を女道士(道教の尼)にして、太真(たいしん)と名のらせたのである。しかし、それはあくまでカモフラージュで実際は宮廷内にかくまっていた。

   
 それから4年経過した745年の春3月。玄宗は彼女を公式に迎え入れ貴妃(きひ)の位を与えたのであった。貴妃とは後宮の宮女3千人の中での最高の位である。この時、楊貴妃27歳、玄宗62歳であった。長安には牡丹の花が咲き乱れていたが、玄宗は、宮廷楽団に自分の作曲した楊貴妃を迎えるためのオリジナル曲を奏させ得意満面だったと言われている。こうして約10年におよぶ甘美な寵愛の時間が始まるのである。しかし、それは同時に滅びへの序曲というべきものでもあった。    
     二人は、その後、温泉の湧き出る離宮、華清宮(かせいきゅう)に移り住んだ。    
   その暮らしは豪華絢爛というべきものだった。日々宴会や歌舞に明け暮れ、豪華な彫刻が施された大理石の浴室に入りびたりの毎日だったのである。この離宮こそ、玄宗と楊貴妃にとっては愛の臥所だった。    
   また、楊貴妃は自分専用の浴室で入浴した後、玄宗の前で踊りを披露したりすることが多かったという。  
  楊貴妃が愛用したと言われる海棠湯(かいどうゆ)    
   その時の楊貴妃の美しさ、立ち居振る舞い、それに対する玄宗の細かな愛情ぶりは、当時の詩人白楽天の長篇ロマン詩「長恨歌」に、まことしやかに描写されている。    
       瞳をめぐらせて、微笑むと、なまめかしさが溢れ出て、
        後宮の3千人の美女たちも色あせてしまうほど。
    きめこまかな肌に注がれる温泉の湯。天子さまにお目通りするときが来る。
     ふさふさとした豊かな髪、花のように美しい顔。
    天子さまは、貴妃のとりことなり、まつりごとをかえりみなくなる。
       貴妃はいつも天子さまのおそばにはべる毎日。
     春は春で、夜は夜で、いつも天子さまをひとりじめ。
    後宮の美女3千人に与えられる愛情は、貴妃一人だけにそそがれる。
      酒宴が終わり、ほおをほんのり赤くして、
        貴妃の姿は春の宵に溶けこんでいく・・・
   
   玄宗は、楊貴妃が望むことなら何でも叶えてやった。楊貴妃は、茘枝(れいし)という桜んぼより少し大きな甘い果物が大好きだったので、玄宗は、美味しくて新鮮なれいしを楊貴妃に食べさせてあげたいという一心から、何千キロも離れた広東地方から長安まで、れいしを3日間で運べという無理な命令を下したというエピソードもあった。もうもうたる砂煙をあげて走り去る早馬を見て、人々はそれを急ぎの公用だと信じ、まさかあの楊貴妃個人の嗜好を満たすためだとは考えた者は誰一人もいなかったのである。    
     
   愛する妃のためには、どれほど人民が苦しみ、公務が妨げられようとも、もはや玄宗は知ったことではなかった。    
   こうして、人々の玄宗への不信と不満が広がっていくのに反して、二人はますます恋にのめりこんでいった。    
 ようするに、玄宗にとっては民衆や政治など、もうどうでもよかったのである。    
  楊貴妃の好きだったれいし  
  * 民衆の不満が勃発 *    
   この時代のお決まりの習わしであったように、楊貴妃が玄宗の寵愛を受けて後宮で女性としては最高の位に上りつめたことと連動し、彼女の揚氏一族は、皆一躍、大出世をしていった。彼女には3人の姉がいたが、それぞれが夫人の称号を得て、宮中入りを果たし、いとこたちも要職に就いた。飲んだくれで風来坊に過ぎなかった揚国忠(ようこくちゅ)などは、宰相にまで登りつめ、宮廷全体を牛耳るほどの大きな権力を有するようになっていった。出世を夢見る者たちは、後から後から、彼の元に殺到し、労せずして巨大な賄賂が彼のふところに転がり込んで来る仕組みであった。    

 しかし、こうした揚氏一族による権力の横暴も長くは続かなかった。彼とライバル関係であり、犬猿の仲だった安禄山が、ついに反乱を起こしたのである。それは、楊貴妃が玄宗の寵愛を受けはじめて10年後の755年の11月にぼっ発した。こうして、玄宗と楊貴妃のめくるめく甘い蜜のような恋愛にもピリオドが打たれる時がきたのである。

   
   事を起こした安禄山は、長年の玄宗の信頼から北方を守備する軍隊、節度使(せつどし)の長官にまでなっていた人物である。節度使とは北方異民族から、首都を防衛するためにつくられた軍団で、唐の全土に10個軍団展開していた。節度使を構成する傭兵は、金目当てに集まってきた者が多く、そのせいか忠誠心に欠け利害関係で動きやすいという側面も持っていた軍隊であった。    
   そのうち、笵陽(北京)方面の3つの軍団を自在に操れる地位にいた安禄山は、その3つの軍団を率いて反乱を起こすや否や、都を目指して南に進撃を開始した。その数実に15万の大軍であった。    
 安禄山に率いられた反乱軍は、無人の野を行くように軽々と進撃を続け、1か月後の12月、たちまち東の都洛陽を占領し、その勢いで首都長安(西安)に迫ってきたのである。そして、長安を守る最後のとりで道関(どうかん)も、約半年持ちこたえたあげくに、あえなく陥落してしまった。こうなれば、長安に反乱軍がなだれ込んでくるのは、時間の問題であった。    
   かくして、血に飢えて殺気だった反乱軍が侵入してきて、略奪と殺りくを始める前に、恐怖におびえた玄宗は、6月13日の深夜、楊貴妃らを引き連れて、密かに長安を脱出したのである。    
 翌14日、疲弊した一行がなんとか渭水(いすい)川の北岸にある馬塊(ばかい)という宿場町まで到着した時、悲劇は起こった。もともと揚国忠の横暴を恨んでおり、この度の反乱の責任が揚一族にあると考えていた兵士らは、食料を求めて揚国忠に押し問答していた最中、些細な事から一気に兵士たちの不満が爆発したのである。  
   彼らの目指すのは、はるか南方にある蜀(四川省)の都、成都であった。成都は楊貴妃のふるさとでもあった。しかし、成都までの道のりは遠く険しいものでもあった。最初の夜から、将来を悲観した脱落者、脱走者が後を絶たなかった。しかも、食料も水もなく、休む時は、貴賎の区別なくそのへんに雑魚寝をするしかない有り様だったのである。    
 

 揚国忠は、逃げようとしたが、飢えて怒り狂った兵士らに取り囲まれ、一瞬のうちに首をはねられて、手足はバラバラにされてしまったのである。そうして、揚国忠の首は槍で串刺しにされて馬塊駅の門の前にさらされた。

 
   揚国忠を八つ裂きにしても、彼らの怒りはおさまることを知らず、揚一族を似たようなやり方で次々と血祭りに上げていった。楊貴妃の3人の姉も惨たらしい最後を迎えた。そして、最後に一族の中で、楊貴妃一人が残された。興奮して殺気だった民衆は、楊貴妃を渡せとばかりに玄宗の居所を取り囲んでいた。玄宗の耳には、楊貴妃を殺せとわめく怒り狂った民衆の怒濤のような雄叫び声が響き渡っていた。もはや、楊貴妃を渡さねば、皇帝とて彼らのえじきになることは明らかであった。そこら中、血の匂いでむせ返っていた。    
   玄宗は、悩み抜いたあげくに楊貴妃に死を命じた。偉大な唐の王室を守るため、玄宗にとっては、楊貴妃の命と引き換えに、死よりも辛い決定を下さねばならなかったのである。この玄宗の非情な命令に、楊貴妃はいかなる言葉も返すことはなかったという。    

 近くの仏堂の中で、揚貴妃は、宦官の高力士によって絹で首を絞められて殺された。こうして、楊貴妃の愛と波乱に満ちた38年間は終わりを告げたのである。思えば、十数年前、自分を見い出してくれた人間の手によって殺されることになろうとは、なんという運命のいたずらであろうか。

   
   楊貴妃の遺体は、検死のため馬塊の駅前にある広場に運ばれた。玄宗の悲しみは、例えようもなく、顔をおおったままで、時おり楊貴妃の遺体を振り返る彼の目には、血の混じったような涙が止めどもなく流れ落ちていたという。    
   やがて、楊貴妃の亡がらは、馬塊の町から遠くない道ばたに埋められた。    
   その後、退位して政治の表舞台から退いた玄宗は、戦乱で完膚なきまでに荒廃した長安に帰還したが、道ばたに適当に埋められた楊貴妃が哀れでならず、墓の改葬を何度も望んでいた。しかし、周囲の反対からそれは果たすことは出来ずにいた。止む終えず、彼は密かに命令を出し、馬塊の荒涼とした道ばたから別な所に改葬させたのであった。その際、改葬を済ませた玄宗の部下は、遺体が身につけていた匂い袋を持ち帰ったのであった。    
 やがて、幽閉同然となった玄宗は、楊貴妃の唯一の遺品となった匂い袋を手にしては、生前の彼女との様々な想いを巡らしては、一人哀しみに耐える毎日であった。自分の居室に楊貴妃のすがたを描かせては、朝に夕に絵の中の彼女と無言の対面を続ける毎日であったという。そうして、玄宗はろうそくの炎が消えるごとく、眠るように崩御したのである。

 

 陰虚体質 潤い不足してませんか?

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うるおいが不足している「陰虚」とは

水(津液)を含め、体に必要なうるおいを表す「陰」は、加齢とともに不足しやすくなります。「陰」が不足すると、のどが渇きやすく、汗もかきやすくなります。
水分補給が足りなかったり、スポーツやサウナで汗をかくと、肩こりや頭痛、疲労感などがあらわれることがありますが、そのような状態が慢性化しているのが「陰虚(いんきょ)」です。

陰虚舌

やせ型で食べても太らない人、更年期が近い40歳以降に多いタイプですが、もともとうるおい不足の体質傾向がある人や、長期にわたる薬の服用、生活習慣などから陰虚になる場合もあります。

● 陰虚の舌 全体的に赤い。舌の苔は少ない、またはほとんどない。
舌の表面に裂紋(れつもん:裂け目)があることも。



出やすい症状とトラブル

女性の場合、更年期が近づくと、だんだんとうるおいが不足しがちになり、
   ・肌の乾燥
   ・のどの渇き
   ・寝汗
   ・目が乾きやすい
   ・ほてり
   ・のぼせ
   ・手のひら・足の裏、首がほてりやすい
といった症状があらわれるようになります。

特に汗っかきでなくても、皮膚や呼吸から水分が蒸発し、血液ドロドロにつながる場合も。若い人でも、体質的にうるおいが不足しがちな人もいます。

夏に弱く疲労感がたまっているけど、甘酸っぱい飲み物やフルーツをとると、元気が回復するというのも大きな特徴。
こまめに「陰」を補う食べ物をとるなどして、うるおい不足をひどくしないように心がけることが大切です。



おすすめの食事

● 体に熱を生む食べ物を避けて
うるおい不足の人が最も気をつけなければいけないのは、唐辛子、こしょう、山椒、芥子などの香辛料のとりすぎ。これらの香辛料は、体をほてらせるだけでなく、体のうるおいを奪ってしまう作用があるため、できるだけ避けたほうが無難です。

また、油っこいものの食べすぎも、発汗やほてりなどの症状を悪化させます。
ふだんの食事は、あっさりとした味付けで、野菜中心にするのが正解です。

 

● 水分補給は野菜や果物で
このタイプは、のどの渇きを放っておくのは危険。血液が濃くなって、心臓に負担がかかることもあるからです。水分補給はこまめに行うことが大切。
ただし、がぶがぶと水を飲んでも、うまく体に吸収されない場合も多いので、みずみずしい野菜や果物でおだやかに水分補給をするのがコツです。

陰虚 食材1

中国には「甘酸化陰」すなわち「甘味と酸味を合わせると陰分が湧いてくる」という言葉があります。例えば、ぶどうみかんスイカライチトマトレモンなど。
自然の中で育ったこれらの野菜や果物には、舌にやさしい自然の甘味と酸味が備わり、陰を補い、体を潤すはたらきがあります。

陰虚 食材2

● 寒性、涼性の食材で、余分な熱を冷まします
また、体のほてりを鎮める代表的な食材といえば、すっぽんがあげられます。日本ではなかなか入手できませんが、缶詰のすっぽんスープが販売されています。
また、すっぽんと同様に希少な鴨肉アワビも熱を冷ましてくれる食材です。
他には、豚肉はまぐりあわびれんこん百合根白きくらげ豆腐黒米などもおすすめです。



おすすめのお茶

ほうじ茶、 ミント茶、 菊花茶、 西洋人参茶、 ミルクをたっぷり加えた飲み物
緑茶、 緑牡丹茶、 西湖龍井茶   など