顔のほてりも冷え?

よもぎ蒸しスタイルの座浴貴妃座浴のお客様の中には

「顔がほてっていますが、手足をは冷たいです、冷えですか?」

冷え・低体温と思われる方で、首から上が熱い!と仰る方がいます。

手足の先は冷えているのに顔だけはのぼせるように熱い…。そんな女性に多いお悩みのひとつ、「ほてり」についてご説明します。

顔のほてりのメカニズム

顔のほてりは自律神経の乱れが原因です。

冷たい外気に触れていた皮膚が、暖かい屋内に入るなどして急激な温度差を感じると、急いで熱を放出させるために脳が命令を出し、皮膚に近い血管(毛細血管)が拡張します。
毛細血管が集中しているほおに血液がどっと流れ、赤くほてってしまうのです。
寒暖の差によるほてり自体は身体の正常な反応です、しばらくして赤みが引いていけば問題はありません。
ほてりがずっと続く、または寒暖の差がそれほど激しくなくてもほてるという場合は、体温を調節する自律神経の働きが低下し、交感神経に偏っている可能性があります。

その場合は、顔がほてっていても、手足などの末端には血流が充分にいきわたらず冷えていることが多いのです。

ほてりは冷やしても治らない!

顔が熱くなって赤くなるのは、血めぐりがいいのかと勘違いしがちです。

実は血めぐりが悪い冷え性(冷え症)の人ほどほてりやすいのです。
ほてりは顔などのほてっている部分のみが熱くなっているだけで、身体全体の血めぐりがよくなっているわけではありません
ほてっているときに手先や足先を触ってみると、冷たい人がほとんどです。

冷え性(冷え症)の人は全身の血めぐりが悪く、温度差などの変化への耐性が弱く、熱中症にもなりやすい傾向にあります。
夏の暑さに弱い人は冬の寒さにも弱いということになります。

ほてりを解消するには、ほてった部分を冷やしても効果はありません。
大切なのは、まずは自律神経の乱れを整えることです。そのためにはリラックスした生活を送り、普段から血めぐりをよくする「温活」を心がけるようにしましょう。

【3つの温活術】
① 炭酸入浴や蒸気温熱で身体を外から温める
② 軽い運動をする
③ 温かい食事をとる

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