生理痛改善  痛みの原因

精神的なもの

身構えすぎもよくない

 

 

 

 

 

精神的なものといっても2通り考えられます。今月もまた痛みが襲ってくると構えてしまい、心理的なストレスになってしまう場合。仕事のストレスや疲労、不規則な生活などから自律神経を乱してしまい、生理痛をひどくする場合が考えられます。なるべくストレスをためないようにし、心も体もリラックスすることが大事です。

今月も生理痛がやってくると身構えて、カレンダーとにらめっこをして、生理の訪れを数えているようではいけません。もちろん生理がいつ来るのか把握しておくことはとても大事ですが、だからといって、痛みまで待ってしまってはいけません。『生理=痛い』という思い込みが痛みを招いている場合もあるのです。このタイプに多いのは、生理の前から始まってから2~3日に、お腹が張ったような痛みを感じるのが特徴です。

 

気持ちをリラックスさせよう

健康な女性であれば、28日周期で生理が訪れるでしょう。毎月同じ症状ではないでしょうが、やはり生理痛は嫌なものです。それまでは普通にしていたのに、生理になった途端、お腹が痛くなるということはありませんか? 『今月も始まっちゃった……』そう思うだけで生理痛になってしまう場合もあります。気持ちが生理になると痛くなると思い込んでしまっているためです

。なるべく生理が近づいても気にしないようにし、始まってもそればかりに気をとらわれないようにしなければいけません。そうしなければ、生理が終わるまでの間、いつまでも暗くて後ろ向きな気持ちになってしまい、生理痛にも拍車をかけてしまいます。

 

病気による生理痛

病気を抱えていて、生理痛が辛い場合もあります。子宮筋腫や子宮内膜症の場合です。子宮筋腫があると、生理のときの出血量も多く、痛みも激しいと言われています。子宮内膜症を持っていると、年を追うごとに痛みも激しくなります。ですが、子宮内膜症は出産をすることで症状が軽くなる場合があります。

自分も子宮内膜症と診断されてからまもなく妊娠・出産を経験しましたが、確かに症状は軽くなりました。『子宮筋腫』と『子宮内膜症』については、【病気が原因の生理痛】で詳しく取り上げていますので、そちらを参照してください。

 

出血困難によるもの

生理が始まったばかりの若い女の子や出産を経験していない女性は、生理になってもスムーズに血を出せない場合があります。

これは子宮頚管が細いためで、子宮の中で厚くなった内膜を体外に排出しようとするときに、かなりの痛みを伴います。これは病気ではありませんので心配いりません。体の成長と共に改善される場合もありますし、出産を経験することで子宮頚管も広がり、改善される場合もあります。

 

ホルモンによるもの

生理とは、妊娠準備のために子宮の内膜が厚くなり、妊娠が成立しなかった場合、不要になった内膜を体外に出すという現象です。

この内膜を体外に排出するときに、子宮を収縮させて出すことになります。そのためには子宮収縮ホルモンが分泌します。この子宮収縮ホルモンの量が増えると子宮も更に収縮を増すので痛みが強くなってしまいます。このホルモンの分泌が過剰になることによって生理痛が引き起こされます。

余談になりますが、この子宮収縮ホルモンは、腸の働きも活発にするので、生理になると便が軟らかくなるのはそのためです。ホルモンバランスの乱れは生理痛だけではなく、不正出血も招きますので、体調を整えて健康な体でいたいものです。

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