今日は春の雪  花冷え注意!

よく、季節の変わり目は体調を崩しやすいといいますが、これはなぜでしょう?
大きな原因として、季節の変わり目は、気温の変化が大きいことがあげられます。気温変化が大きいと、体も機能を維持するのに負担がかかったり、自律神経が乱れたりして、体調を崩しやすくなるのです。また、暖かくなった春先でも、急に寒い日が続いたりすると、やはりかぜなどをひきやすくなります。

さらに、春は転勤や新入学などのイベントも重なる時期ですので、こうした環境の変化もストレスの原因になったりして、体調に影響を与えます。

かぜなどの感染症

かぜやインフルエンザなどは、気温が低く、空気が乾燥している冬にもっとも患者が多くなります.

 

疲れ、だるさ

疲れにはいろいろな原因がありますが、時期的なものからすると、社会人の方は年度末の追い込みによる仕事疲れ、学生の方は卒業のための研究や論文、受験勉強による疲れなどが考えられます。
こうした疲れは肉体的なものだけでなく、さまざまなプレッシャーやストレスによる自律神経の不調も原因になります。さらに、その自律神経の不調によって引き起こされる睡眠不足などから、疲れやだるさを感じるようになることもあります。

眠気(睡眠不足)

「春眠」などと呼ばれるように、春になって暖かくなると、心地よさで眠くなることがありますが、ほとんどの時間を空調の効いた室内で過ごす現代では、ほかにも原因が考えられます。その1つに、ストレスによる不眠があります。新しい職場や学校など、環境が変わったことによる緊張や不安により、交感神経系が興奮してなかなか寝つけない、寝てもすぐ目が覚める、といったことから睡眠不足になることがあります。また、本人はきちんと睡眠をとっているつもりでも、眠りが浅くて体が十分に休めていない場合も考えられます。
なお、健康睡眠推進機構では、3月18日を「春の睡眠の日」、9月3日を「秋の睡眠の日」と定めています。3月18日は欧米の世界睡眠デーに合わせて決められ、9月3日は「グッスリ」の語呂合わせだということです。

食欲不振など、胃腸のトラブル

胃腸はストレスの影響が現れやすい器官として知られ、自律神経の乱れに敏感に反応し、食欲不振や下痢、便秘といったトラブルを引き起こしやすくなります。また、寒い時期は寝冷えによりお腹を下すといったことも考えられます。

肌の悩み

寒い時期のお肌の悩みといえば、最も多いのは乾燥ですが、春が近づき、日が長くなってくると、今度は紫外線が気になる方が増えてきます。冬至(12月22日)を過ぎたころからだんだん日が長くなり、太陽の高度も高くなってくると、紫外線の量も増えてきます。気温はそれほど高くないので気にしていない方もいますが、夏至(6月22日)から8月ぐらいのピーク時と比較しても、3月~4月の日差しは70~80%の紫外線量があります.

対処するには?

このような季節の変わり目のお悩みは、要因もはっきりしないことが多く、対処法も絞りにくいのが難しいところです。とくにメンタルな要因の場合、「これ!」とはっきりとした対応を示しにくいのですが、まずは体調を整えて体力を補っていただく方向で考えるといいでしょう。

 

休息をとる

食事もきちんととって、栄養素が不足しているわけではないのに疲れがとれないというときは、きちんと休息がとれていないのかもしれません。仕事が忙しい、受験勉強であまり寝ていない。あるいは、仕事や勉強など、心配事が気になって寝つけない。そんなときには、無理をせず、しっかりと休息をとることが大切です。
普段より早めに就寝するように心がける、寝る前にお風呂にゆっくりつかる、就寝前は明かりを暗めにする、など、眠れる環境を作るようにアドバイスしましょう。すぐに寝つけなくても、布団に入って横になっているだけでも疲れはとれますので、気にせず習慣づけることが大切です。
一説には、早く寝ることができなくても、早く起きることを心がけると、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンの分泌が早まり、寝付きやすくなると言われています。

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リラックスする

季節の変わり目に現れる不調は、自律神経の乱れによって起こるものも多いので、神経のはたらきを正常に保つためにリラックスするのも効果的です。好きな音楽を聴いたり、趣味を楽しんだりと、基本的には、その人の好きなことをするのが一番なのですが、気分を変えるために普段しないことを試すのもときには大切です。普段部屋にこもりっきりの人は、少し運動してみるとか、日ごろやらない料理に挑戦してみるとか、新しい趣味をもつとか、普段の生活に変化を与えることをおすすめしてみましょう。

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