気虚
健康を統括する「気・血・水」の中の「気」が不足している状態です。
「気」が不足するといわゆる精力不足で、常時疲れやすい、倦怠、冷えなどを訴え、
免疫力は低下し感冒や胃腸虚弱、食欲不振、下痢しやすいなどの症状が現れます。
花粉症などの過敏性症状や頻尿、夜間多尿、不妊症、性機能障害などに現れます。
飲食養生
1、 身体を温める性味の食べ物を積極的に摂る。
気虚の人の多くは冷え性が多く、身体を温めて消化機能を高める性質の飲食品を選びましょう。
胃腸を冷やすような冷飲食や刺身などの生もの、生野菜は控え、
エビ、ニラ、玉ねぎ、マトン、ニンニク、生姜、シナモン等の性味が温の食材を摂りましょう。
2、 生食は控え、火を通した物を食べる。
3、 補気食品を選ぶ。
穀類や根野菜、豆類、キノコ類を毎日積極的に多く食べましょう。
4、 よく噛んで、腹八分目を心がける。
早食いや食べ過ぎは胃腸の働きを越えて消化不良になり、
逆に機能の低下を招き、「気虚」を悪化させます。
5、 食事制限によるダイエットは禁物。
6、 やっていけないこと。
激しい運動は避けましょう。
散歩や気功、ヨガ、ストレッチ程度は好ましいです。
睡眠不足は禁物です。
おすすめ食材
食味 甘い 食性 平、温のものが主体
牛肉、羊肉、鶏肉、椎茸、米、大麦、黒砂糖、蜂蜜、水飴、人参
カリフラワー、しらうお、どじょう、太刀魚、やま芋 など